宮部みゆき『名もなき毒』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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やっと引越後の自宅にネットが繋がった。
名もなき毒 (文春文庫)/宮部 みゆき
¥890
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分厚い本だが、帰りの新幹線で8割方読んだ。
もう4年も前に読んだ『誰か』 の続編らしい。


青酸カリによる「毒殺」と、基地外ヒステリー女の「存在としての毒」の2つが話の軸。
シックハウスや土壌汚染という「毒」も絡んでくるため、タイトルは上手いな、と感じた。


決して面白くないわけではないが、ページ数が非常に多い割には内容が薄いような。
後半出てくる作家と従妹の存在は不要ではなかったかなぁ。


前作で覚えているのは、主人公夫婦間のダラダラダラダラした会話だけだな。
今回も健在でしたorz


この主人公嫁に共感できる人間がいるとしたら、ある意味凄い。
悪意のない、いわゆる「良い人」として描かれてるのに、これほど魅力ないのも凄いわ。