朱川湊人『スメラギの国』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
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日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

スメラギの国 (文春文庫)/朱川 湊人
¥940
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著者は基本ホラー小説家。
本書は、簡単に言えば化け猫対人間の対決を描いた本です。


主人公の人間の、ある行為が猫組を怒らすわけだが、ハッキリ言って逆ギレもいいとこ。

勝手に領地入って襲撃されて、「謝罪と賠償ニダ!」と言ってる某国家と変わらないような。

もっと分かりやすい勧善懲悪モノにできなかったのかなぁ?

なんか釈然としません。


あと、著者の文章力があるのであっという間に読めたけど、本文デザインがかなり酷い。

級数は小さいは、アキは狭いは… これじゃ読みづらいっての。

この本を上下巻に分けちゃうと、売りづらいからなんだろうけどな。


まぁ、とりあえず猫好きは読まない方が吉。