近衛龍春『佐竹義宣』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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佐竹義宣―秀吉が頼り、家康が怖れた北関東の義将 (PHP文庫)/近衛 龍春
¥880
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小説とノンフィクションの折衷みたいなスタイルで、ちょいと読みづらく読了に時間がかかった。

繰り返しの表現が多かったりして、文章が巧いとは言い難い。


佐竹義宣は、常陸を統一した戦国大名。

石田三成への義を重んじ、関ヶ原で優柔不断な態度を取ったために戦後処理で改易され、

現在秋田駅前に位置する久保田(窪田)城を築いた武将だ。


勇将でも知将でもなく「義将」としか表現されないのが、どうも彼の限界かなぁという感じ。


この本の中でも、秀吉や家康、政宗にいいようにあしらわれている。

父親である義重の方は、思慮深さと勇猛さを兼ね備えた武将として描かれているのに。

そうそう、傑作「のぼうの城」で描かれた忍城攻めの様子も本書の中に登場してました。


改易時に常陸のキレイな女性をみんな連れて行ったが故に、秋田は美人の里で茨城は(以下略

…って言われることもあるわけですが、この本に書かれているのが史実なら、そんな余裕はなさげ。

やっぱあれは都市伝説か。


ちなみに、現県知事の苗字が佐竹さんなのも偶然ではない
佐竹四家(東西南北)の北家出身なのだ。

つまり、同級生だったあいつもあの清和源氏の血をひいているってことか… 

よく考えたら凄ぇなwww


 #うーん。勝手に暴れたのは赤サポなのに、仙台に制裁金ってのはちょいと気の毒なような。