伊坂幸太郎『終末のフール』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

今日は皆既日食だったらしいですね。

沢尻なんとかは日食芸人でアメトーク出演を目指すのですか?


終末のフール (集英社文庫)/伊坂幸太郎

¥660
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皆既日食を見た昔の人々は、世界の終わりを予感したんじゃなかろうか?


本書は5年前に小惑星の地球激突が判明し、猶予があと3年の地球(つか仙台の住宅地)が舞台。

パニックもひととおり収まり、その後人々が“確実なる死”と向き合いながらどう過ごすのか、がテーマだ。


短編集ではあるものの、登場人物が微妙に被ってくるという、典型的伊坂パターンが採用されてます。

切れ味は他の著書よりもちょっと劣るような気はするが、読みやすい。

通勤電車にはもってこいの一冊。


「人間はいつか必ず死ぬ」というのは分かりきったことだけど、自分の中に落とし込むのは難しい作業だな。