荻原浩『オロロ畑でつかまえて』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)/荻原 浩
¥480
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何にもない田舎をPRしようと怪しい広告会社と組む地元青年団の話。

暇つぶしにもってこい(注:褒め言葉)の軽~いテイストの話を書かせたら一級品。

難を言えば、序盤のあまりにステレオタイプな“田舎モン”の描き方は少し違和感があった。


それとタイトル。オロロ畑あんまり関係ないじゃん。

…って「つかまえて」? そうか、なるほどなるほど。

サリンジャーの単なるパクリというわけでもなかったんすね。


個人的には『神様から一言 』のほうが好きだが、十分面白いです。