朱川湊人『都市伝説セピア』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

別に好きなわけじゃないが、亀田バッシングはヒドイ有様だな。

態度の是非はともかく、世界レベルと頑張って戦ってる10代のガキに罵声か。

練習せずに出てくるわけでもあるまいし、天邪鬼なので応援したくなってきたぞ。

ちなみに俺の車のキーホルダーは、後楽園で買った辰吉だったりするw

朱川 湊人
都市伝説セピア

都市伝説にまつわる短編集。もっとも、言うほど都市伝説は出てこない。


昨年の直木賞を受賞した朱川湊人。

作品を読むのは『白い部屋で月の歌を 』に続き二冊目だ。

あれはなかなか語り口がきれいだった。


今回のはちょっと乙一っぽい作風のが多い。

これも直木賞候補になったらしいです。よう知らんけど。

ホラーといえばホラーだが、怖さはほとんどない。どっちかつーと物哀しい。


なぜか時間が戻る不思議な公園を利用し、

死ぬ運命にある友人を助けようとする「昨日公園が一番好き。

よくある設定なうえ、オチも読めてしまうのはご愛敬でしょう。いい話です。