(神の声)
おまけの話を始めるぞ

家からは一歩も出ないけど
自分で仕事しているというキモオタ君の話を聞いたよ


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
ワシの知っておる、不動産広告会社の
社長から聞いた話じゃよ


(キモトモ)
わたくしに広告営業はムリだと思いますが


(神の声)
わしだって、おぬしは営業向きだとは言わんよ


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
そやつの知り合いから

「うちの子、家から出たがらないし働かないので
あなたの会社で何でもいいので働かせてくれない?」

と、頼まれたんだそうな


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
せめて、面接くらいはしないとと思っても
全然会社に来なかったらしいんだ


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
でな、その青年はイラスト好きと
お母さんから聞いていたので建物のパース
(完成予想図)を書いてもらおうと思ったんだな


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
それで、打合せとなっても
やはり全然家から出てこない
仕方なく、指示をネットで出したそうな。


(キモトモ)
はぁ。


(神の声)
結果は、何回かのやり取りがあって
期日も内容も注文通りに上がったそうな


(キモトモ)
はぁ。
それ、フツーにできると思います。


(神の声)
でな、評判も上々で
仕事の注文も増えたんじゃよ


(キモトモ)
わたくしたち、まじめですから


(神の声)
青年一人じゃ
手が足りなくなったんじゃな

社長が
「仕事増やしても大丈夫か?」
とメールしたところ


(キモトモ)
はぁ


(神の声)
「仲間にやってもらってるのでだいじょうぶです。
もっと増えても全然OK」と、返信があったのじゃな


(キモトモ)
それ、フツーだと思いますが…


(神の声)
そうか。フツーか。
でもこの青年は、一つの会社組織を
作ったようなもんじゃよ。


(キモトモ)
はぁ。そんなもんですかね。


(神の声)
そんじゃ、明日はちょっとおぬしの話を
きいてみようかの ほなな