(神の声)
「小さくても何か成功って思っても、怒られたことしか出てきまへん」
て、言ってきたのはあんたか?


(わたし)
そうです。わたしです。


(神の声)
どんなんを思い出したの?


(わたし)
ちゃんと目をつぶってみたんですよ。

でも、頭の中に浮かんでくるのは
テストの点数が悪くてお父さんに見せられない。
お父さんに怒られる。

みたいなことばかりなんです。


(神の声)
ぺけばっかりで、0点とか、よくて10点だったのか?


(わたし)
そこまでひどくないです。殺されます。


(神の声)
じゃ、中を取って50点くらいか?


(わたし)
家から追い出されます。


(神の声)
おぬし、勉強できた組だな


(わたし)
そんなことありゃしません。


(神の声)
ワシが、ほめられてうれしかったことと聞いたのがまずかったようじゃな。

ストレートに嬉しかったことはなんですか?

と、質問した方がよかったかもな。


どうも、人間の親って、ほめる系と、けなす系がいるみたいじゃな。
その又、親に似る傾向があるようじゃな。


(わたし)
そう言われてみると、親に褒められた記憶がないような。


(神の声)
親は、自分の子供に良かれと思ってることは確かなんだ。

スポーツ選手なんかの話によく出てくるじゃろ

ほめて伸ばす選手、
怒って伸ばす選手、
がいるっていうよね。


だったら、嬉しかったことのうち、親に褒められたバージョンは、無し。
という事にしたらいいさっさ


(わたし)
他に探すんですね。
私がうれしい!って思ったことを。

なんか、ヒントないですか?


(神の声)
工作でも何でもいいんだけど、何かを完成させてうれしかったことは?

あとね、初めてやって、嬉しかったこととかはなかった?


縄跳びで二重飛びが初めて出来たとか

誰にもほめられなかったけど、自分ではとても嬉しかったこととか


(わたし)
初めてのおつかい みたいな感じですか?


(神の声)
それそれ。そんな感じでいいじゃよ。


(わたし)
あったー!あったです。
小学校3年生の時、工作で帽子を作ったんです。紙で。


自分でデザインを考えて、画用紙に模様をつけて
結構よくできたと思ってるんですよね~、

友人なんかに褒められて、とっても嬉しかった


(神の声)
あるじゃん。なんたって、“自分でデザインを考えて”
というのが素晴らしい!ブラボー!!


(わたし)
でも、父にはほめられなかった。
そんなことより算数で凡ミスするなと言われた。


(神の声)
そんな、くそみたいなのはどっちゃでもいい。

キレイに整備された公園だって、ペットのくそがあるもんじゃ。


(わたし)
くそですか。


(神の声)
キレイな公園でくそばかり見つけたって楽しくないじゃろう
美しい草花や、大きな木を見りゃいいのよ


帽子の話は、きれいな公園と同じじゃて

帽子のデザインを考えて、
イメージが浮かんだ時、嬉しくなったよね。

そして、どんな模様にしようかって
わくわくしてきたんだろうね。


夢中で完成させ、みんなに見せたら、ほめられた、それでいいんじゃ。


(わたし)
そうですよね。
喜んでいいんですよね。


(神の声)
ワシ、その通りと断言しちゃう。
そして、そのことだけ、何度も何度も思い出してみるんですたい

自分の心がだんだん温かくなってくるから。

何度も繰り返しているうちに、
“出来るかも、わ・た・し”になってくるから
大丈夫!!!


(わたし)
はーい、元気でてきました。


…明日はどうなりますやら