生きるものと死ぬもの
塔=城=町=神世界=入り口=人間界
巨大な塔の上 一人の男が町から出ている煙を見ている。
町からはたくさんの人の叫び声。兵士たちの剣の交わる音。
男は口を開いた。
イザナギ「遅かったな。」
草むらからもう一人の男が現れた。
アッラー「これでも急いだんですがね。」
アッラーは少し笑って見せた。
イザナギ「神の世界を混乱に招き、兵士まで操るとは昔と変わってないな。」
アッラー「仕方ないだろ。封印されてたんだ。イザナギは老けたな。」
イザナギとアッラーは知り合いなのか。
それにしてもアッラーは若くイザナギはお爺さんのような姿をしている。
イザナギの顔がよりまじめになった。
イザナギ「それよりお前がここに来たってことは俺の命が目当てだろ。」
アッラー「いかにも。」
イザナギ「ならかかってこい。俺もお前となら本気でやれそうだ。」
アッラーは剣を抜いた。
アッラー「ではよろこんで。」
アッラーはイザナギめがけて走った。アッラーの背中からは煙がもれている。
イザナギが冷静に10センチ程度の石を二つ拾うと片方の石をもちあげた。
アッラー「イザナギ!!俺に物質の攻撃が効かないことも忘れたのか!?」
アッラーは笑って速度を上げた。
イザナギは顔色ひとつかえずに石を振り下ろした。
そしてもうひとつの石にぶつかった。
カッ!!
火花が飛び散った。
イザナギは息をおもいっきり吸い込み、火花めがけて吹いた!!
ブオオオオオオオオオ!!!!
火花は大きくなり炎にそして火柱にそして最後には火炎になり
アッラーに襲い掛かった。
アッラー「何!?」
アッラーは足を止めた。
アッラー「煙の壁(スモークウォール)!!」←英語の発音に自信ないです。
アッラーの手からものすごい量の煙が吹き出てきた。
イザナギ「無駄だよ。火は煙を巻き込み燃え盛る!」
アッラーは後ろに飛び上がって火炎を逃れた。
アッラー「危なかった。どうしてお前が炎なんか使えるんだ!」
イザナギは黙っている。
アッラーは笑った。
アッラー「そうか。そういうことか!お前体の中に息子の命を封じ込めてるな。」
イザナギの額には汗が流れている。
アッラー「それも4番目のカグツチか?殺したことにして命だけはとどめてるのか?」
イザナギは小さく「だまれ」とつぶやいた。
しかし炎の音にアッラーには届かなかった。
アッラー「しょせんお前は人間の血を受け継いだ人の子か?神様ぶってんじゃねーよ!」
イザナギには特殊な特性や技がなかった。それをアッラーは知っていたのだ。
イザナギ「だまれ!!」
イザナギの顔はみるみる恐ろしくなっていく。まるで鬼の仮面をかぶったように。
イザナギは両手をアッラーに向けた。
イザナギ「闇の野原(ダークフィールド)!!」
アッラーの足元から黒い紫のような吹き荒れた。そして煙から黒い手があらわれて
アッラーの足をつかんだ。
アッラーはそのとき何を見たのか恐怖の顔をあらわにして叫んだ。
アッラー「うわああああああああああああああああ!!!」
アッラーはもがこうとするが、さっきまで硬かった地面がやわらかくなり
足を地面の中に吸い込もうとしてうまく足が動かなかった。
アッラー「なんでお前が闇を操れるんだよ!!まさかまたお前の息子の力か!?」
イザナギ「落ちろ!闇の世界へ!」
闇の手はアッラーの顔をつかんだ。
アッラー「うわあああああああああああああああ」
アッラーの顔がどんどんと変わっていく。
イザナギ「どうなってる!?」
???「太陽の盾(サンガード)!!」
アッラーを取り囲んでいた闇は浄化していった。
???「まったく兄さんは何も考えないで戦うんだから困っちゃうよ。」
イザナギ「お前は・・・。」
???「そうだよ。双子の弟ラーさ。」←すいません、実際は双子じゃないです・・・。
ラー「まったく僕まで飲み込まれるところでしたよ。」
イザナギ「闇の手(ダークハンド)!!」
イザナギの手が大きくなり、ラーを包み込んだ。
ラー「太陽の灼熱(スコーティングサン)!!」
ラーを囲んでいた闇の手が振りはらわれた。
イザナギ「あっちぃ。」
ラー「闇の神でもないお前が太陽神の俺に勝てるのか?」
イザナギは動けなくなっていた。
ラー「それでいいんだよ。」
ラーはゆっくりとイザナギに近づいていった。
ズポッ!
ラーの手がイザナギのお腹を貫いた。
イザナギ「ぐはっ!!」
ラー「これでおしまい。」
イザナギの体は浄化されていく。
イザナギ「後は任せ・・・。」
イザナギの体は消えていった。