母のオムツ生活が始まったのは骨折入院中。
大きな手術前後で足を絶対動かしてはいけない期間にやむなく始まりました。
骨折前(半年ほど前)は自分で排泄できていましたが
1か月に10回程度、ゆるい便のせいでトイレに間に合わないのか
だんだんわからなくなっていたのか
失敗があり
朝の出勤時にいつも重なる妹の負担は限界に達していました。
あの状況を考えたら、オムツに切り替わった事は介護者にとってはありがたい事です。
でも、本来なら
『まだ出来る事を出来るだけ残してやること』が
認知症を患う者に対しての対応です。
ですので
本当なら母を介助しながら一日に何度かトイレ誘導し
出なくても座らせてあげて
それを繰り返し行う事で
排便のタイミングをこちらもつかみ
今の母ならきっとトイレで排便することが再び出来るかと思います。
大変ですが、人間的な生活をサポートしてやりたいと思うもので・・・。
ですが
排便の事に限らず
私はいつも理想論ばかり。
なにせ通いの日中だけ介護人間です。
日中、目にする母の大きな可能性を勝手に伸ばしてやりたくなるただのきれいごと人間。
せめて外出させてやりたい。
買い物に行き、自分で選んだ物を自分で食べてもらいたい。
デイサービスを使いたい。
レスパイト入院でなくショートステイを使いたい。
閉鎖的でなく外を向いた介護生活でありたい。
誰もが思いそうなことです。
母は本当にポテンシャルは高く
対応次第で出来る事はまだまだ多くあります。
多くの理想を勝手に多く抱き、今の生活にしっくりきていない自分。
ですが理想を現実にすると共に起きること。
夜中にトイレ誘導。
夜中に外へ行こうと何度も起きる。
寝てくれない。
それに対応するのは
同居、日中仕事の妹です。
いい部分ばかりみて勝手な行動は妹の負担を増やすばかり。
それぞれ全く違う立場で同じ母を支えています。
一人じゃ支えられなかった母を一緒に支えられる大きな大きな存在。
当然私は、自分の勝手な理想は捨てました。
それが、自分たちが今出来る母の支え方です。
『母が自宅で過ごせる』
我が家はこれを軸に
自分達流の支え方を模索しています。
多くの尊敬する介護者さんに会うと
正直、心が痛みます。
自分たちの支え方は、どう見ても『良い』とはいえないからです。
ですが
状況も想いも何もかも違う介護。
色んな形があっていい。
そう思う自分もいます。
どこでどう支えるとしても
『後悔しない時間の過ごし方』を基本にこれからも
自分達の支え方を探して過ごしていきたいと思います。
初期、眼科に行けても伝えられない母に託した妹のメモ。


