ドイツ車メーカー、FF群雄割拠の時代へ。 Part 2 | 是徒然也

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ドイツ車メーカー、FF群雄割拠の時代へ。- 目次 -


ついにBMWもFF車両本格投入!

こんにちは。

今回は書評の合間に小ネタとして、
自動車編を書きます。

なぜかといえば、、、
ついにFR車両だけを製造していた唯一のメーカー、
あのBMWもFF車両の拡販に本格参入を始めたから。

その象徴的な1台がBMW X1です!!

※画像をクリックするとAUTOCARの記事が開きます。

すでに2シリーズ アクティブツアラーも出てるよ?
とおっしゃる詳しい方もみえるかもしれませんが、
X1はBMWの最廉価SUVで全年間販売台数の1割を担う基幹車種。
その重要な車両の駆動方式がFRからFFへ切り替わるなど、
BMW史上最もチャレンジングな出来事と言えるはず。

というわけでX1のFF化にちなんで、
ドイツメーカーのFF事情を書いてみます。

まずはBMW、実はFF車作りは初めてではありません。
それはなぜかといえば傘下のMINIがあるからです。
BMWグループに買収されてからのMINIは、
ご存知の通りBMW製エンジンを積んだFF車です。

そして今回のX1やアクティブツアラーを初め、
最近モデルチェンジしたMINIと同じ生産方式で、
製造されるFF車なのです。

そう、BMWは下位ブランドでFF車のノウハウを、
身につけて来たというわけです。

ではなぜ、今BMWはFF化を急ぐのでしょうか?
すでにYahoo!知恵袋などでも同様の質問が出ています。
ざっとおさらいをかねて以下に挙げてみました。

  1. FFの方が低コストで生産可能
  2. FFの方が同じ車体サイズでFRより車室内が広い
  3. FFの方が軽量に設計できる
  4. FFの走行性能向上でFRに肉薄してきた

ざっと挙げればこの3つに集約されるのではないでしょうか。

低コストの理由は、FRでは車の前方にエンジンを載せ、
後輪を駆動するために繋げるドライブシャフトが必要となる。
また車室内にもセンタートンネルを設ける必要があるため、
これらの分だけ製造コストや車重がかさみます。

またこのセンタートンネルが車室内を圧迫するため、
キャビンの広さがFFに比べて大きく劣るわけです。

そして近年は適切な重量配分による車体設計や、
パワートレインの振動・フリクション低減と、
高度なシャシーの電子制御による姿勢安定化や、
電動ステアリングの性能改善によるドライバビリティの向上を背景に、
FFでもFRに匹敵する走行性能を実現していることが、
BMWにFF化を踏み出させた要因の1つでしょう。

駆け抜ける喜びを実現できなければブランドイメージの低下を招きます。
そうした意味でもBMWが納得するFF化の目処が立った、
と受け止める方が自然です。

当然ながら他のライバルたちが早晩FF化を果たし、
若年世代やファミリー世代の取り込みを成功させ、
販売台数の拡大とブランドの若返りを果たしている背景も、
BMWのFF化を促した大きな要因と言えそうです。

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ドイツのFFの雄、AUDIの今


※画像をクリックするとcarviewの記事が開きます。

AUDIと言えばポルシェ博士の孫であるピエヒ氏が生み出した、
4WDシステムであるquatroがアイデンティティとし、
いち早くFFでプレミアムカーを作り上げたドイツFFの雄。

ドイツ御三家の中でももっともアグレッシブに新技術を開発し、
ベンチマークとされる車体組付け精度やマテリアルのフィニッシュが、
「技術による先進」を掲げたスローガンに違わぬプレミアム性を持つ。

AUDIの現在はアルミを多様した「AUDI Space Frame」と呼ぶ、
革新的な軽量技術を利用したボディ構造を採用し早くより車重軽量化を進めている。

またエンジンマウントの工夫によりドライブシャフトを前進させ実現させた、
ロングノーズ/ホイールベース化でFRに迫るスタイリングを得たことも当時の話題に。

そして直噴ターボにより実現したダウンサイズエンジンの搭載を2006年モデルのA4より敢行。
現在は1.0リッターエンジンを最廉価のA1へ搭載するなど高効率/高出力にこだわり、
車種展開スピードもドイツ御三家の中で最も早くそして多い。

近年、MercedesやBMWがAUDIを追うように車種を急速に増やし、
FFのコンパクトカーやファミリーカーを打ち出すようになった背景には、
VWとの協業で得られた実績のあるFF車の製造方式を有効活用し、
モジュール化(部品共通化)による製造コストの大幅な圧縮と、
生産スピードの効率化で新興国や先進国の若年層やファミリー層を取り込み、
著しいシェア拡大を達成しているからに他ならない。

それを下支えするのが、

  1. 精緻な製造精度と最高品質を謳うマテリアル(高い静的性能)
  2. 直噴エンジンによる高効率・高出力と4WDによる走破性の両立(高い動的性能)
  3. 最新電子技術(多目的表示インパネやマトリクスLEDヘッドライトなど)による先進性アピール
  4. FF方式の採用による軽量化と室内空間の最大化(高い快適性)
  5. モジュール化(部品共通化)による低コスト化と生産効率最大化(高い生産性)
と言えるでしょう。
これはAUDIという1メーカーで成し遂げたわけではなく、
VWグループ内での協業が成し遂げた相乗効果であることに疑いはなく、
BMWがMINIと協業することを選択した要因とも言えそうです。
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