大好きな自閉症スペクトラム・発達障害ADHD・学習障害・ダウン症の子どもたち
この指と～まれ
そしてお帰り～
障害児育児・療育中のお母さまたち
毎日休みなくお疲れ様です
この地域社会は君たちの当たり前の居場所なんだよ
だから迷惑かけることを恐れず
どんどん社会参加しようよ
いつも読んでくださりありがとうございます
外出許可が出た！
病院の構内ではなくてね…
大分県のその病院から
徒歩で数十分のところに
アーケード街の商店街へ！！
正式な手順を踏んで
仲良しの患者さんとだけで！
完全に地域社会に！
いつぶりだろう…
楽しみと興奮しかなかった
人からどう見られるかなんか
全然一切気にならなかった
自分が嬉しかったから
病院という箱モノから
出られるだけでも
嬉しくて嬉しくて
幸せなんです
商店街の中の
ダイソー
に行った
まるで
別世界
のように幸せを感じた
パラダイスに感じた
今でいう
飛行機に乗って海外旅行に行くような
そんな感触かな
（海外旅行したことはないけど）
大好きなコンサートに行く感じかな
滅多に行けないお店に行く感じかな
制限時間がどうだったかは
よく覚えていません
思い出せません
買うものが決まった
陶磁器の植木鉢
山のお散歩で採る
小さな可愛い草花を植えて
育てるためにね
（こんな感じの）
歩いて病院に帰宅
買ったものは看護師長に
見てもらわないといけない決まりがある
呼ばれたよ
『加藤さん
この鉢はなぜ買ったの？』
『お散歩で採った
草花を育てて
絵を描くためです』
『本当はこれは許可できないのね
割って首を切って自殺できるから…
でも特別に許可しますね』
畳の６人部屋の僕のスペース一画に
鉢植えが少しずつ増えていった
（一つひとつは小さな鉢です）
水をあげることや成長も嬉しかった
絵を描くのにも楽しみが増えたし
散歩も一層楽しみが増えた
おでかけは
幸せの連鎖
この
ダイソーの買い物
この興奮と喜びと幸せ感は
半端ありませんでした
ソーシャルケアワーカーと
退院の段取りを話し合っていった
まずは生活保護のことからだ
生活保護が
恥ずかしいという気持ちは
一切なかった
社会で人間として
普通に普通のことが出来て
暮らせることが
どれだけ幸せで
ありがたく
人間にとって
絶対に必要なものか
分かっているから
本当の社会復帰とは
専門家によると
色々定義はあるけれど
僕からすれば
自分が人間なんだ
という実感と
自分の嫌な部分とも
なんとか向き合えて
自分のことが少しずつ
好きになること
（うぬぼれとは違うよ）
ここが一番肝心なんだと
強烈に信じてます
退院して広島に戻り
大量の種類の薬の助けと共に
地域社会で生きるのも
決して楽じゃない
ビルから飛び降りしようと
危なかった時もあった
アルバイトから初めて
そんなこんな時期を経て
高齢者介護の仕事に
踏み切りました
結構いじめや
人間関係やらの苦悩
手際よさがとにかく求められる
就職という社会生活
自分の強迫障害と鬱のことは
とにかく隠してトイレで薬を飲んだり…
色々な紆余曲折を経て
障がいのある子どもの介護
こちらに切り替えたくなった
自閉症という言葉も
全然知りませんでした
車椅子の子というイメージしかなかった
重度の自閉症の子どもたちを
初めて目の前にして
実はね…
びっくりしたんだ
びっくりはびっくりでも
全然違うびっくりですよ
自分の強迫神経障害と
ところどころが
あまりにもそっくりなので
びっくりしたんです
自閉っ子のことが
ところどころ自分と重なった
可愛く見えて仕方なかった
こだわりで前に進めないなら
パニックで前に進めないなら
気が済むまでそこにいていいよ～
って当たり前に思った
苦しいんだろうね～
ごめんね…
分かってあげれないけど
とにかく苦しいんだよね…
可能な時間まで
とにかく僕は黙って
待ってあげるよ…
それしか出来なくてごめんね
というスタンスしか出来なかった
（専門知識は一切なかった）
そして
訓練づくめの自閉っ子たち
お外で伸び伸び
“ダイソー”
という世界に
もっともっと出かけるのは
決して間違ってないんじゃないのかな～
と強く強く感じるようになり
今では確信に変わっています
おでかけの原点
その①からその④（最終話）まで
お付き合いいただき
ありがとうございました
🙇♂️🙇♂️🙇♂️
それではまた明日お会いしましょうね
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加藤 啓吾
７つの法則
1⃣ とにかく幼い時から
2⃣ いろんな所に
3⃣ 何度も何度も
4⃣ 曲げられないルールは貫く
5⃣ 信じる
6⃣ 度胸・勇気
7⃣ 人権
1⃣ とにかく幼い時から
2⃣ いろんな所に
3⃣ 何度も何度も
4⃣ 曲げられないルールは貫く
5⃣ 信じる
6⃣ 度胸・勇気
7⃣ 人権
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ありがとうございました！
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