新しい生命を授かって | 空ちゃんの足あと

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これまでのタイでの生活、
自分のことを記録に残してみるBlog
ぼちぼち書いていきます。

 

 

 新しい生命を授かって

 

 

病院では色々と言われたけど、

新しい生命が私の身体の中に誕生して

本当に嬉しかった。

 

私の中で赤ちゃんが生きてる!!

そう思うだけでも

「きゃーっ」って叫びながら

駆けずり回りたい気分だった。

 

女の子でも、男の子でも、

そんなことどうでもいいと思った。

私の使命はこの世に無事

生まれて来ることのお手伝い。

 

でもね

 

そう思わない人もいた。

 

病院から自宅に戻ると

「あのさ」って言ってきた。

何となく雰囲気でわかるよね。

(あ、いい話じゃないな...)って。

 

案の定だった。

 

「子ども産まない方が良くない?」

って言い始めた。

即答した。「No」って。

 

それでも執拗に産まないように

話を持って行こうとする。

 

「生きてるのにどうして?」って

聞いたら少しずつ話し始めた。

 

結局昔自分が若い頃に何度か

女の子を妊娠させて、

育てられないから中絶させたらしい。

だからその「カルマ」が怖くて

産んで欲しくないってこと。

 

はぁ〜!?

 

そんな馬鹿な話はあるのか!?

自分の過去の過ちでバチが当たる

のが怖いから産ませない!?

 

私にはあり得ない話でした。

 

「高齢出産だし、奇形児が

生まれたら社会のお荷物だし」

とも言われた。

 

どこまでアホでわがままなのか!?

 

世間がお荷物だって思うんじゃない。

貴方がお荷物だって思ってる!!

 

今から思えばあの時に海外で

自分一人で子育てするって強い意志で

踏ん張るべきだったと思う。

👆

『後悔先に立たず』

 

こんな話し合い何度したかな。

その度にお腹の中にいる子どもが

「ママ、助けて」って言ってる

のが聞こえてくる気がした。

 

多分何かの信号送ってきてた。

笑われるかも知れないんだけど、

本当に毎回信号感じてた。

 

何回泣いたかわからないけど、

そんなに言うなら...と妥協して

バンコクの病院で羊水検査した。

 

怖かったよ、本当に。

羊水検査の針って注射針の中でも

一番長いんじゃなかったかな。

 

肌と羊膜に刺さる2回の衝撃が

プスッ、プスッってわかるの。

 

病院では一番経験が豊富らしい

先生が赤ちゃんの位置と体勢を

確認しながら処置してくれた。

 

羊水を採取した後は暫く安静にして

ベッドで休むように言われた。

 

その日はそのまま帰宅して、

後日の検査結果を待つことになった。

 

この日病院に着く直前に

パートナーと一緒に暮らしてた女性

から何度も電話がかかってきてた。

 

そう、

タイじゃよくある話です。

 

私が愚か過ぎた訳なんだけど、

男は未だ前の女性と別れてなんか

いなくて、何と彼の実家に住んで

いたんですよ、この頃もまだ。

 

私、本当に愚か者です。

 

と、今回はそんなオチで終了。