こんにちは。
名古屋市立大学の医学部に通っております、医学生です。
今日は、ただ徒らに授業を行うだけの塾ではない
というテーマで書いていきます。
⑧ 授業を行うだけなら誰でもできる
僕がやろうとしているのは塾を開き、
生徒全員を志望校に合格させる
ということです。
もちろん、これが一番の目標です。
しかし、それだけであれば、
評価されているどこの塾もそんなに変わらないと思います。
(ただし、授業の質が高いこと前提)
現在アルバイトで行っている塾・予備校では、理系科目を中心に教えています。
それでも、
その辺の塾の先生のようにただ受験勉強を教えているだけではありません。
高校・大学に入ったらどのような勉強をするのか
そのために今どういう取り組み方をすればよいのか
今やっていることはどうつながっていくか
といった内容のことをその日の授業に関連させてよく話しています。
(数学であれば、『研究』と称して背景を説明しています)
また、高校生に対しては勉強に関係ない雑談もしています。
勉強ができるだけではダメなこと
人と話せるようにならなければならないこと
社会の出来事
なぜ勉強する必要があるのか
勉強をする必要がないこと
他にも様々な内容の雑談をしています。
僕は現役時、希望する大学に不合格という結果を突きつけられたので、
高校を卒業して浪人しました。
浪人したときのテキストは数学と化学を除きほとんど残っていません。
そしてそれらの科目については勉強した内容はほぼ忘れてしまいました。
しかし、
駿台化学科の山下先生、英語科の竹岡先生の雑談
は非常に面白く(funny&interesting)、今だに強く覚えています。
僕は、大学前期試験の直前に竹岡先生の講座をとりました。
開口一番、ある生徒の単語帳を見て、
「その〇〇が出している単語集、やっても身につかんで。」
「こんな問題やっても意味ないから、他のやろう。」
衝撃的でした。受験5日前に参考書や単語集のダメ出しをされました。
それだけではなく、他の先生が書いたテキストのダメ出しまでしました。
さらに、そのときの講座で、僕は一番前に座っていたのですが、
目の前に竹岡先生が椅子を持ってきて、
「aとtheの違い言うて?」
「じゃあ、〜〜〜の英訳で使うのはaとtheどっちや?
間違えたらビンタするで!」
恐る恐る答えた結果、
中学生でもわかりそうな二択を間違え僕はビンタされました。
「これが日本の英語教育がダメなところや!君は悪ない!!」
もっと衝撃的でしたし、
ビンタはされましたが不思議と清々しい気持ちになりました(笑)
僕の校舎には竹岡先生がレギュラーで来ることはなく、
最後の講習だけ来て、たった5〜6時間教えただけなのですが、
僕の人生で習った英語の先生方の中で最も印象的な先生
でした。
(授業も誰よりも上手なのですが、肝心の内容はやはり忘れてしまいました(笑))
人によって何に面白みを感じるかは異なりますが、
多種多様な雑談を行うことで、
僕の授業では無味乾燥な知識を教えるだけの授業にならないようにしています。
志望校が自分のレベルより高い場合、
受験勉強というのはきついものです。
このような経験を僕もしているため、
雑談だけではなく励ますことも喝を入れることもあります。
これが他の塾と違うところでもあり、
社会に出て勉強より大事なことにつながっていく
と信じています。
(もっとも、僕は社会人になったことはありませんが、
普通の社会人の方よりたくさんの経験をしていると自負しております。)
レベルは高いところを目指してはいますが、
普段の学校・塾での勉強がきつい、大変、おもしろくない
と感じている方、是非コメント・メッセージをお待ちしてしています。
また、塾を立ち上げるまでは家庭教師も募集しております。
このblogを見て気にかかった高校生・中学生・受験生・保護者の方々、
些細なことでも構いません、コメント・メールをお待ちしております。
医学生