この記事の続きです
人工透析をする様になってからの父は、
食べたい物も食べられなくなって、
疲れやすくて無気力になりました
そして、生野菜や水分をあまり摂れないので、
頻繁に血管が詰まって
脳梗塞や心筋梗塞でしょっ中緊急入院をする様になり、
遂には足の先に血流が行かなくなって、
足の爪切りをした時に深爪したのをきっかけに、
足先が腐って来て、
足を切断しないといけなくなりました
その途中で姉が再婚して、
養子に入ってくれるとの事で、
その男性も父と同居する様になりました
でもその男性が作った
結婚前の借金や、
結婚後に浪費した借金を返す為に、
父が永年真面目一筋に働いて建てた家を担保に、
その男性がいつの間にか多額の借金をしていたんです
ある日裁判所の人が来て、
「この家は借金の担保になっていましたが、
返済の目処が無い様なので、
売却されました。
一週間以内に出て下さい
」
私はもちろん、
姉も父も寝耳に水でした
数日前から失踪していた姉の夫は、
その晩帰って来て、
「あちこちにお金を借りに行ってたけど、
どうしても無理だった すまない
」
といかにも反省している演技
(その後も色んな嘘が発覚したので、
演技だったとみんなが感じていました)
をしていたのですが、
普通ならカンカンに怒っても良い場面なのに、
父はその男性にこう言ったんです。
「すんでしまった事はしかたない
これからどうするかを考えないと」
そうして、
健康も財産も全て失った父は、
「人に与える人生」から、
「受け取る人生」に変わって行きました
受け取る事に慣れていない父は、
「甘えてはいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
と強く信じていたので、
いつもいつも手遅れになる一歩手前になるまで、
「痛い」とも
「苦しい」とも言わないので、
しょっ中緊急入院をして、
ICUにも何度も入りました
それはまるで 大きな罪を犯した犯人が、
あえて苦しみを背負って、
一生罪を償って生きているかの様な姿でした
母が亡くなった日から、
私の座右の銘になった、
「親孝行したい時には親は無し」
その後悔をしたく無かったので、
父には感謝の手紙を送ったり、
「お父さん何かして欲しい事有る
」
って聞いたりしたんだけど、
いつも答えは 「別に無いな～」でした
でも何と無く思いついて、
「痛いところ撫でようか」 と言うと、
「そしたら ここ撫でてくれるか」
と少しずつ甘えられる様になりました
車でゴスペルと和太鼓のコンサートに連れて行ったり、
私の家に泊まってゆっくりしてもらったり、
お父さんの大好きな蟹を食べに行ったり
晩年は透析以外、
どこも出かけたく無くなっていたので、
友達のご主人に頼んで、
減塩の握り寿司を作ってもらい、
父の誕生日を祝った事も有りました
そして私がリコネクションをチョイスした、
きっかけをくれたのが父でした
まずリコネクティブヒーリングを習いに行きました
「心と体と魂の最適な所を癒す」 ので、
必要なら病気が治ったり、
その人に取って最適な癒しが起こると聞いていたので、
2008年の年末に早速父にも、
リコネクティブヒーリングをしに行きました
もともと目に見えない物はあまり信じていなかった父ですが、
喜んで私が習って来たヒーリングを受けてくれました
忘れもしません
今までどんな時も、
強くて涙を見せた事が無い父の目から、
ポロポロと涙が溢れ、
セッション中も溢れる涙を吹きながら、
ヒーリングを受けていた父を
30分のセッションが終わり、
「今度はお正月に来た時に、
リコネクションするからね」 と言った私に、
「あぁ～ 楽しみにしてるわ」
そう言って手を降ったのが、
父との最期になりました
つづく・・・
絵本「ハーモニードリームランド」先行予約販売
応援よろしくお願いします
ぜひともこちらから
お申し込みくださいね
絵本は一冊1800円です（送料込み）
お申し込み完了後お振込先をメールでお届けします
ありがとうございます
人工透析をする様になってからの父は、
食べたい物も食べられなくなって、
疲れやすくて無気力になりました
そして、生野菜や水分をあまり摂れないので、
頻繁に血管が詰まって
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遂には足の先に血流が行かなくなって、
足の爪切りをした時に深爪したのをきっかけに、
足先が腐って来て、
足を切断しないといけなくなりました
その途中で姉が再婚して、
養子に入ってくれるとの事で、
その男性も父と同居する様になりました
でもその男性が作った
結婚前の借金や、
結婚後に浪費した借金を返す為に、
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「この家は借金の担保になっていましたが、
返済の目処が無い様なので、
売却されました。
一週間以内に出て下さい
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姉も父も寝耳に水でした
数日前から失踪していた姉の夫は、
その晩帰って来て、
「あちこちにお金を借りに行ってたけど、
どうしても無理だった すまない
」 といかにも反省している演技
(その後も色んな嘘が発覚したので、
演技だったとみんなが感じていました)
をしていたのですが、
普通ならカンカンに怒っても良い場面なのに、
父はその男性にこう言ったんです。
「すんでしまった事はしかたない
これからどうするかを考えないと
」 そうして、
健康も財産も全て失った父は、
「人に与える人生」から、
「受け取る人生」に変わって行きました
受け取る事に慣れていない父は、
「甘えてはいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
と強く信じていたので、
いつもいつも手遅れになる一歩手前になるまで、
「痛い」とも
「苦しい」とも言わないので、
しょっ中緊急入院をして、
ICUにも何度も入りました
それはまるで 大きな罪を犯した犯人が、
あえて苦しみを背負って、
一生罪を償って生きているかの様な姿でした
母が亡くなった日から、
私の座右の銘になった、
「親孝行したい時には親は無し」
その後悔をしたく無かったので、
父には感謝の手紙を送ったり、
「お父さん何かして欲しい事有る
」って聞いたりしたんだけど、
いつも答えは 「別に無いな～
」でしたでも何と無く思いついて、
「痛いところ撫でようか
」 と言うと、 「そしたら ここ撫でてくれるか
」と少しずつ甘えられる様になりました
車でゴスペルと和太鼓のコンサートに連れて行ったり、
私の家に泊まってゆっくりしてもらったり、
お父さんの大好きな蟹を食べに行ったり
晩年は透析以外、
どこも出かけたく無くなっていたので、
友達のご主人に頼んで、
減塩の握り寿司を作ってもらい、
父の誕生日を祝った事も有りました
そして私がリコネクションをチョイスした、
きっかけをくれたのが父でした
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「心と体と魂の最適な所を癒す」 ので、
必要なら病気が治ったり、
その人に取って最適な癒しが起こると聞いていたので、
2008年の年末に早速父にも、
リコネクティブヒーリングをしに行きました
もともと目に見えない物はあまり信じていなかった父ですが、
喜んで私が習って来たヒーリングを受けてくれました
忘れもしません
今までどんな時も、
強くて涙を見せた事が無い父の目から、
ポロポロと涙が溢れ、
セッション中も溢れる涙を吹きながら、
ヒーリングを受けていた父を
30分のセッションが終わり、
「今度はお正月に来た時に、
リコネクションするからね
」 と言った私に、「あぁ～ 楽しみにしてるわ
」 そう言って手を降ったのが、
父との最期になりました
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