日本一の羊毛!!


どんなさわり心地なんだろ~目


「スピナーズファーム タナカ」羊毛品質が日本一【池田】


羊の原毛の品質を競うコンテスト「第1回フリース・オブ・ザ・イヤー2011」で、池田町内の羊毛加工体験工房「スピナーズファーム タナカ」(清見、田中忠二代表)が最高位の金賞に輝いた。同工房では、全国的にも珍しい、羊毛を採取するための専用の羊牧場を運営し、良質の原毛の生産に取り組んでいる。田中さんは「努力が認められた」と喜びを話している。

同コンテストは、原毛を英国などから輸入し販売している「スピンハウスポンタ」(京都市、本出ますみさん経営)が国産羊毛の普及を狙いに実施した。フリースとは、羊1頭から刈り取られた、つながった羊毛のこと。北海道から関西までの24牧場から48点の応募があり、同工房は茶系の交雑種「マンクスロフタン」のフリースを出品した。

汚れた部分を除去するスカーティングや毛の長さ、強度、量などをポイントに審査。羊毛を格付けするウールクラッサーの本出さんは、田中さんのフリースを「突出した品質で、王様の風格があった」と評している。

同工房では約2ヘクタールの牧場を持ち、9種類約70頭の羊を飼育。良質の羊毛を採取するため、毛にわらごみが付着しないよう給餌場に風囲いを設けたり、ストレス対策として冬でも羊を畜舎の外に出し、雨や日光にさらすようにしている。


国内で流通している羊毛の多くは、オーストラリア、ニュージランド、英国などから輸入している。日本では肉の生産や観光などを目的に羊が飼われ、羊毛は二の次にされやすく、同工房のような羊毛採取を目的とした羊牧場は全国的にも数少ないという。

同工房が導入している羊毛販売のオーナー制度(1年契約)は人気を集め、オーナー契約を結んだ羊は約50頭に上る。「シェットランドなど人気種の羊が入るとすぐにオーナーが見つかる」という。田中さんは「ただ、羊を飼ってきたのではなく、20年間に及ぶ試行錯誤が今につながった。うれしい」と話している。(十勝毎日新聞より)


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