食感が気になりますねニコニコ


小麦とジャガイモでんぷんで「十勝じゃが麺」【音更】


小麦粉とジャガイモでんぷんを組み合わせた「十勝じゃが麺」が音更町で誕生し、25日、十勝川温泉第一ホテルで関係者による試食会が開かれた。強い弾力感と和洋中を問わないのが特徴で、29日の道東自動車道全線開通に合わせ、同温泉街の旅館・ホテル8軒で提供する予定。十勝を代表する農産物を組み合わせた新スタイルの麺として発信する。

製麺大手の西山製麺(本社札幌、西山隆司社長)が、町内に小麦製粉工場を持つ雑穀卸の山本忠信商店(本社音更、山本英明社長)とタイアップして開発した。西山製麺は以前から小麦粉の「ゆめちから」の特性に着目、山本忠信商店の製粉工場では品種を指定した製粉が可能なことから開発が実現した。

ゆめちからの強力粉6割に、こなふぶきのでんぷん4割の配合とし、全体のもちもち感をさらに高め、単にすするだけでなく、かんで味わえる麺に仕上げた。「うどん、ラーメン、冷麺の中間の味わい」(西山克彦西山製麺取締役生産部長)で、具材との絡みやすさも抜群という。

試食会には食品加工業者や行政関係者ら約100人が集まり、同温泉街や帯広のホテル、飲食店10軒が鍋物やサラダ風など約20種類を振る舞った。帯広畜産大農業サークルあぐりとかちの杉森花絵さん(4年)は「こってり系、あっさり系の両方に合う」。海鮮あんかけ焼きそばを出展した食事処ボーノ(帯広)の佐々木弘純さんは「パスタなどにも応用できる。定番メニューに加えたい」とした。

今後、西山製麺は太さなどを調整し、本州方面への売り込みも検討しているという。山本社長は「十勝の小麦文化の定着につながれば」と期待し、同温泉観光協会の林文昭会長は「小麦生産日本一の音更に合致した麺。改良を加えながら、道東道全通とタイアップし地産地消につなげたい」と話した。(十勝毎日新聞より)


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