なぜこのトンネルに生えるようになったんですかねぇ~目


ヒカリゴケと確認【新得】


昨年10月、新得町内の旧国鉄狩勝線・新内トンネル内で見つかった光るコケが5日、環境省のレッドリスト(絶滅のおそれがある動植物のリスト)で「準絶滅危惧種」に指定されているヒカリゴケと確認された。専門家が現地を訪れ、同定した。

光るコケは町がトンネル周辺の整備を行った際、北側入り口から8メートルほどの地面の岩や土の上で発見された。

この日はオホーツク管内斜里町にある同町立知床博物館の内田暁友学芸員(35)と、帯広百年記念館の持田誠学芸調査員(38)が現地を訪れ、状況を確認。ヒカリゴケ特有の緑色の発色が見られた他、コケを採取し、新得高校で顕微鏡による作業を行ったところ、集光して緑色に光らせるレンズ状の細胞などを確認し、ヒカリゴケと同定した。

ヒカリゴケは幅3・5メートル、奥行き2・5メートルの範囲で生え、内田学芸員は道天然記念物のマッカウス洞窟(根室管内羅臼町)と比較しても大きいとし、「とても分かりやすく密集していて驚いた。廃線のトンネル内にあるというのもいい」と評価した。

持田調査員は「今後、他の植物が入ってきて無くなることもあるかもしれない」として、継続的に状況調査を行うことにしている。

同トンネルは1905(明治38)年に完成。現在の新狩勝線が開通(66年)するまで約60年間、使われた。経済産業省の近代産業遺産にも選定されているが、トンネル奥は崩落し、立ち入りが規制されている。同線跡を散策する「旧狩勝線フットパス」などで近年は人気が高く、町はヒカリゴケを新たな観光資源として活用したい考えだ。(十勝毎日新聞より)


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