羅臼の昆布も有名ですよねぇ~![]()
羅臼コンブ漁スタート【羅臼】
高級コンブとして全国で高い評価を得ている羅臼コンブの今年の漁が17日から羅臼町沿岸で始まった。当初は16日が解禁日だったが、天候不順で1日遅れのスタートとなった。
この日は、午前5時ごろからコンブ漁船が一斉に前浜へ出漁。小雨が降るあいにくの天候となったが、水面から眼鏡で海底をのぞき込み、かぎと呼ばれる棒状の漁具で、懸命に海底に根付くコンブをすくい上げる漁業者の姿が沿岸で数多く見られた。
このうち、同町春日町にコンブ番屋を構える小林真二さん(43)も早朝から漁に精を出し、船いっぱいにあめ色に輝くコンブを水揚げした。番屋で待ち受ける親族らが協力し、コンブを手際よく荷揚げしたのち、水洗いして素早く乾燥室に運び入れた。
今年は、根室海峡に大量の流氷が流れ込んだ影響で、コンブの質量ともに不良と予測されており、小林さんは「実入りも悪く質もいまいち」と不満顔だったが「結果は最後まで分からない。天候に恵まれ順調な漁になってほしい」と今後に期待を込めた。
漁期は8月末まで。2010年の羅臼コンブの取扱数量(加工系含む)は503トン(前年比13%減)で、取扱額は10億1313万円(同32%減)だった。(釧路新聞より)




