毎年恒例の「十勝川イカダ下り」の今年の日程は7月10日に決まりました![]()
前日の9日には十勝川・すずらん大橋下流の左岸河川敷で、紙製の「天燈(てんとう)」約300個を打ち上げて東日本大震災の被災者のご冥福をお祈り致します![]()
7月10日イカダ下り 天燈打ち上げ被災地に祈り【十勝】
7月10日に「十勝川イカダ下り」を行う実行委員会(実行委、藤堂博委員長)は同9日夕、十勝川・すずらん大橋下流の左岸河川敷で、紙製の「天燈(てんとう)」約300個を打ち上げて東日本大震災の被災者の冥福を祈る。藤堂委員長は「被災者のために何かできないかと考えた末の試み。心からのお見舞いの気持ちを込めて打ち上げたい」と話している。
実行委によると、天燈は中国や台湾などで願い事を書いて打ち上げる習慣がある。竹ひごと紙で作られた風船(高さ約1メートル、幅0・4~0・6メートル)のようなもので、固形燃料を燃やして内部の空気を暖め、浮上する仕組み。800~1000メートルまで上昇するという。中国などでは打ち上げっ放しだが、「念のためひもを付け、飛んでいかないようにする」と実行委。
打ち上げは午後6時半から約1時間を予定。「イカダ下り」に出場しない人も自由に参加できる。
実行委は現在、「イカダ下り」の参加チームを募集中で、藤堂委員長は「友達や家族、職場でチームを作ってみては」と呼び掛けている。コースはすずらん大橋下流音更側をスタート地点とした約10・3キロで、ゴール(十勝中央大橋下流)までは1時間半~2時間。参加費は1人1500円。アイデア豊富ないかだに賞金や記念品を贈るコンテストがある。参加チームは7月1日午後7時からとかちプラザで開くキャプテン(代表責任者)会議に出席する。
「イカダ下り」は毎年7月最終月曜に開かれてきたが、2009、10年と2年連続で十勝川の水位が高くて中止。このため39回目となる今回は初めて開催日を7月10日に早めることにした。08年には63艇で約630人が参加していて、藤堂委員長は「夏休み前の開催となり、例年のような参加数になるか分からない。1チームでも多く参加して大会を盛り上げて」と多くの参加を期待している。(十勝毎日新聞より)




