北海道太平洋側の漁業は心配ですが、オホーツク海では大漁のようですね![]()
ニシンやナメタなど、海明けの初漁【紋別】
45日間の自主休漁期間を終えた沖合底引船が11日から操業をスタートさせた。紋別漁業協同組合(阿部滋組合長)の市場は、12日から水揚げ(荷揚げ上場)を再開した。海明けの初漁は昨春より5日早い。同漁協底引部会(佐藤昭秀部会長)の4隻のうち、かけまわし漁船2隻ではニシンが好漁。オッタートロール漁船2隻は高値のナメタを主に水揚げした。
11日夕、「第58濱戸丸」(177トン)が入港予定だったが、オホーツク沿岸に津波注意報が出ていたため、「第81平安丸」(160トン)と合わせて12日朝に積み荷を市場に上場した。ニシンは初日に1200箱、2日目は1900箱の好漁。セリ価格は発泡スチロール入れが1キロ400~600円、木箱入れが4000円前後の相場。初水揚げとしては十分な手応えだったようだ。
トロール漁船の「第3佐治丸」(160トン)と「第86北雄丸」は、沖泊まりで操業し、12日にナメタ約1000箱、それにスケソウなどを水揚げした。ナメタは小型魚でも1箱4100円の高値。海明けの初漁は昨年より5日早いが、いずれもスタート直後の手応えとしては上々と見られている。
20日以降にはホタテ、毛ガニなどの沿岸漁も始まる見込み。本格的な海明けに向けて浜は大きく動き始めた。冬眠から覚めて、水産加工場も繁忙期に入る日が間近に迫ってきた。(北海民友新聞より)




