やっぱりドラマや映画の効果ってすごいんですね![]()
根室も木村拓哉さん主演の南極物語で盛り上がるといいですよね
十勝でも「てっぱん」効果
NHK連続テレビ小説「てっぱん」の影響を受け、十勝でもお好み焼きの人気が上り調子だ。昨年末ごろから、帯広市内のお好み焼き店の利用客数はシニア層を中心に増加中。「『てっぱん』を見て食べたくなった」という人らで満席になった店も。小麦、キャベツなどの材料費の高騰で苦戦続きの専門店の店主らは思わぬ“てっぱん効果”を歓迎している。
「お好み焼きのきしゃぽっぽ」(西22南4)では今年に入って、初めての来店客が増えた。昨年同期と比べて「忙しい日は確実に増えてきている」(高橋昇店主・59)と実感する。休日の5、6日は「てっぱんを見て食べたくなった」という60代の夫婦らでにぎわった、という。
足が遠のいていた常連客が数カ月ぶりに顔を見せることも。中には「『てっぱん』を見てマスターのことを思い出した」と3、4年ぶりにお好み焼きを食べに来た顔なじみもいた。売り上げもテレビ放送が始まった後に1割ほど増えた。
人気は牛肉、豚肉、ベーコン、イカ、エビ、コーンが入った特製お好み焼きの中サイズ(直径約23センチ、850円)。キャベツのほか、ふんわり感を出すためにナガイモも入っている。いずれも十勝産にこだわった一品。テレビ同様に高橋店主が完璧に焼き上げた大阪風お好み焼きを“鉄板”で味わえる。
「お好み焼き つるはし」(東3南9)でもシニア世代の来店が急増。これまで7対3で若い世代中心だった客層が5対5に。大半が“てっぱんファン”で、これまで忙しさでテレビ放送を見ていなかった鎌田博文店主(61)も「お客様と楽しく会話できるよう、再放送で見るようになった」という。
テレビ放送が始まる前に比べて利用客数は1割ほど増加。「『てっぱん』が始まることを知ったとき、もしかしたら忙しくなるかもと思っていたが、予想以上に多くのお客様に利用していただいている」(鎌田店主)。テレビと同様の広島風モダン焼き(750円)が人気だ。
ともに「どんな形であれ、お好み焼きにスポットライトが当たることは喜ばしいこと」と歓迎ムード。この“てっぱん効果”を機にお好み焼き人気が長く続くことに期待を寄せている。(十勝毎日新聞より)




