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先日我が家に乗っている太陽光パネルの「出力対比表」を取り寄せました。
出力対比表にはパネルの工場出荷時の実力が記載されています。
試験条件はJISにて定義されています。
我が家の構成は…
型式:PVM-000130
公称最大出力:130W/枚
公称最大出力合計:9.88kW
搭載パネル数:76枚
そして判明した驚きの結果
測定出力平均:156.8kW/枚
測定出力値合計:11.92kW
2kWほど得した気分です。
パネルの実力だけで10kWを超え12kWに届く勢いです。
実際には5.5kWのパワコン2台で11kWの処理能力しかないですし、
パワコン自身の変換効率もあるので10kWを出すことはレアだと思いますが。
ただ、出力が高すぎる気がしたのでJISを調べてみました。
それによると出力特性は「公称最大出力の90%以上」と下限については記載されているものの
上限については明記されていませんでした。
つまり、公称最大出力130Wとして売り出すには117W(90%)以上であればOKと言う事。
公称最大出力130Wでも下限のパネルだけで76枚載ってしまった場合は
117×76=8.892kWしか実能力がないことになります。
そこで我が家のパネルをみると公称最大出力130Wに対して
平均156Wと116%の性能を基準状態下で発揮した事になります。
高変換効率を求めていく上で、初期ロットに近いパネルの実出力は高めになっていると
予想して出力対比表を取り寄せた訳ですが、正直びっくりしました。
太陽光発電の用語については、JISC 日本工業標準調査会のHPから
JIS検索から番号を入力するだけで無料で閲覧が出来ます。
「JIS C8960」
尚、出力特性が90%を越えていれば文句を言う事は出来ないのであしからず…。
ま、そのまえに90%越えてなければJ-PECの審査に通らないですけどね。。
是非、皆さんも出力対比表を取り寄せてみて結果をコッソリ教えて下さい
以下、試験条件の抜粋
基準状態
太陽電池セル・モジュールの特性を測定する際の基準として仕様される次の状態
セル温度:25℃
分光分布:基準太陽光
放射強度(日射強度):1000W/m2
基本太陽光
太陽電池セル・モジュールの出力特性を交通の条件で表現するために、
放射照度御呼び分光放射照度分布を規定した仮想的太陽光
可降水量:1.42cm
大気オゾン含有量:0.34cm
混濁係数(0.5μmにおいて):0.27エアマス(AM):1.5
で、測定条件が、
アルベルト:0.2
測定面(水平に対して):37度
であるときの1000W/m2の傾斜面日射を表す。