【三社託宣(さんじゃたくせん)】 | 神ながらの道を実践するブログ

【三社託宣(さんじゃたくせん)】

神社にお参りに行く人が知っておきたい5つの言葉

今日は三社託宣です。
江戸時代にはほとんどの家に掛け軸があり
広く普及していたそうです。

三社託宣の由来についてはこちらをご覧ください。

レイアウトが下手で見づらくてすみません…

うえから、「読み」「本文」「現代語訳」の順に、6つあります。

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【三社託宣(さんじゃたくせん)】

【八幡大菩薩】 

①てつがんをしょくすといえども、こころけがれたるひとのものをうけず。

 鐵丸を食すと雖も、心汚れたる人の物を受けず。

  訳:たとえ、食べ物がなく鉄の塊を食べたとし

  ても、心汚れた人の食べ物は受けるなよ。

 

②どうえんにざすといえども、こころにごりたるひとのところにいたらず。

 銅焰に座すと雖も、心濁りたる人の處に到らず。

 訳:たとえ、下で火が盛んに燃えている銅板の上に

  座ったとしても、心の濁った人の所へは行くなよ。

 

【天照皇大神宮】 

③ぼうけいはがんぜんのりじゅんたりといえども、

かならずしんめいのばつにあたる。

謀計は眼前の利潤たりと雖も、必ず神明の罰に当る。

訳:謀をめぐらして人を欺くことは、目前の利益になるかもしれないが、必ず神様の罰にあたるぞ。

 

④しょうじきはいったんのえこにあらずといえども、

ついにはにちげつのあわれみをこうむる。

正直は一旦の依怙に非ずと雖も、終には日月の憐れみを蒙る。

訳:正しき直きこころはその場のたのみにならない場合もあるかもしれないが、最終的には神様の恵みをいただくぞ。

 

【春日大明神】 

⑤せんにちのしめをひくといえども、じゃけんのいえにはいたらず。

千日の注連(しめ)を曳くと雖も、邪見の家には到らず。 

訳:たとえ、長い期間に亙って神聖な生活をしていて汚れていなくても、邪な家には行ってはいけない。

 

⑥じゅうふくしんこうたりといえども、じひのしつにおもむくべし。

重服深厚たりと雖も、慈悲の室に赴くべし。

訳:たとえ、重い忌服であったとしても、死の穢れを厭うことなく、

哀れみ慈しみ深い家には行かなければならない。

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渋川八幡宮