芳根京子さんが主演を演じる日テレ水曜ドラマ、それってパクリじゃないですか?。物語はオムニバスですが、ここに来て重岡さんの経歴にスポットライトが当たる展開になって来ました。どうなるでしょうか。楽しみですね



ドラマでは題材として知的財産が扱われていますが、第1話は特許、第2話は商標、第3話は再び特許ですが今回は既存の特許権侵害回避を扱う物語でした。知的財産の中でまだ出て来ていないのは著作権ですが、一番身近にあってなかなか扱いにくい分野なのかもしれません。


著作権と言えば映画館で映画開始直前に必ず放映される顔がカメラになっている人が出る映像が思い浮かびますが、最近ではテレビや映画館、DVDなどに加え、ネット配信もある為少し状況が変わって来ているようです。





テレビ番組と言えば昔から視聴率が話題になり、推定視聴者数とかがスポンサーの判断材料になりますが、実はその概念を大きく変えたのが芳根京子さんが主演したテレビドラマ、チャンネルはそのまま、だったのではないでしょうか。


視聴率はかつて各家庭に電話がかかって来て、今何を観ているかを答えるとそれが集計されて翌日以降発表される、というものでした。それが近年では関東地方の数百件の家庭のテレビに設置された装置から送信される情報を自動集計しているので誰も観ていないテレビの数字が集計される可能性があるのと、その数百件の家庭の素性も不明、しかも関東地方限定というのが大きなネックになっています。


そんな中、芳根京子さんが主役、雪丸花子を演じた北海道のテレビ朝日系列局、HTBが制作したチャンネルはそのままは、ローカル番組で視聴率の枠に入っていないにも関わらず、その年に全国で放送された全てのテレビ番組の最優秀作品である民放連グランプリを獲得したんですね。参加局は民放、NHK、キー局、ローカル局全て、そしてジャンルは報道、バラエティ、ドキュメンタリー、ドラマと全て含まれ、グランプリに先立って行われたドラマ部門の審査ではその年の高視聴率話題作、綾瀬はるかさん主演の義母と娘のブルースなどを押さえてドラマ部門の大賞を獲得したんですね。すごい事です。





こう考えると関東地方限定で仕組みのはっきりしない視聴率の完全枠外だったドラマが1年間に放送された全テレビ番組のトップに立ったことは少なくともスポンサーには大きなインパクトを与えたのは間違いない気がします。


更にこのドラマが当時凄かったのは制作が発表された時点でHTBでの放送に先行してNetflixで先行配信される事が決まっていたんですね。当時はNetflixはあまり知名度はなく、開いても日本のドラマはほとんど配信されていませんでしたが、逆に日本国内の他地域はおろか、全世界から視聴されたというのはその後の日本の映画、ドラマコンテンツに大きな影響を与えたのは疑う余地がありません。


また、そう考えると著作権保護の仕組みも日本国内に限らず、世界的に波及している気がします。本当にすごいです。





ドラマ、チャンネルはそのままの最終話である第5話で雪丸花子さんが歌う挿入歌、街の灯の歌詞の中に「たとえ視聴率が取れなくても、負けるな花子、雪丸花子はテレビの子」と言う歌詞がありますが、この精神がドラマを日本一に導き、日本のドラマを世界配信へと繋げた気がします。


日テレ水曜ドラマ、それってパクリじゃないですかは全国放送。同じように世界中の人に長く視聴される番組になりそうな気がします。


撮影頑張りましょう。応援しています!