芳根京子さんが主演する映画アークが発表されました。ワーナー・ブラザースですね。
ワーナー・ブラザースは時々邦画も配給していますが、今回のは少し違う気がします。キャスト、スタッフさん達もすごいですね。




撮影は主に香川県で昨年の2月から3月に行われたようですが、その時期は京都、滋賀で大江戸グレートジャーニーがクランクアップした時期ですね。
京子さんは瀬戸内海に縁があるように思えます。最初の映画UFOは岡山県牛窓、表参道高校合唱部は香川県小豆島、べっぴんさんは兵庫県淡路島、居眠り磐音は大分、記憶屋は広島、NHKドラマAkiko's pianoは広島、そして今回香川県と淡路島ですね。



今回共演する皆さんは再共演の方も多い気がします。岡田将生さんは日曜ドラマ小さな巨人で先輩刑事、小林薫さんはコタキ兄弟と四苦八苦で父親役、音楽を担当する世武裕子さんは朝ドラべっぴんさんの音楽を担当していました。
また、映画居眠り磐音で高尾花魁を演じていた中村ゆりさんは今回は娘役と母親役ですね。

初めて共演する倍賞千恵子さんは映画男はつらいよで渥美清さん演じる車寅次郎さんの妹役の印象がありますが、一方で幸せの黄色いハンカチなど、高倉健さんの相手役も定番だった気がします。演技や同じ画面に映ったときの感じなど相性が良いのだと思います

昔から芳根京子さんは倍賞千恵子さんに雰囲気が似ていると思っていましたが映画アークでおばあちゃんと孫を演じるとは思っていませんでした





映画の石川監督は東北大学の物理出身ですが、化学出身の自分から見ると物理屋さんはどこか哲学的なところがある気がします。

映画のテーマは単純に不老不死を描いているように思われていますが実は輪廻転生がテーマな気がします。

自分は石川監督が学生だった頃、東北大学の重粒子線加速器を見に行きましたが、粒子レベルの研究をしていたからこそ、このテーマに向き合う事になったのかもしれません。


ちなみに東北大学が国とともに行っていた重粒子線加速器は現在身体の深部で治療不能とされていた癌の治療に使用されています。自分はそれを扱う人の安全対策、環境対策で協力していましたが、当時仙台青葉山の上ですれ違ったかもしれない石川監督が映画アークを作成したと思うと感慨深いものがあります。

映画アーク。

ワーナー・ブラザースは公開前に新作映画を劇場で公開すると同時に米国の有料チャンネルHBOで配信すると発表していましたが、アークもその流れになるのかもしれません。

映画アーク。良い作品ですね。繰り返し観たいと思います