子どもの頃は新聞社勤務で留守がちだった父に代わり、母方のおじいちゃんと過ごす時間が多かったですが、そのおじいちゃんが
「べっぴんさんやで」とか話していたのを思い出します。

べっぴんさんが若い頃過ごした時代は戦時色が濃い時代。

終戦間際にあった空襲は1日おきに大阪、神戸を焼夷弾で焼き尽くすもので、防空壕に入っていた多くの人が犠牲になる悲惨なものだったと母から聞いています。

物心ついたときから戦時中で若い女性の娯楽などほとんどなかった主人公すみれの時代。

終戦時に成人を迎え、日本の復興の中心となったその世代のことを書こうと思います。
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