春、あれこれ。 | ラトナの繋がる日記

ラトナの繋がる日記

日々のことを、書きたいときに、感じたままに。


福岡・うきは市に映画「玄牝(げんぴん)」を観にいってきました。


ずーっとずーっと、観たかった映画。
やっと観れました。


すごく、すごく良かった。
昔ながらの生活の中の労働で身体を動かし、命を研ぎ澄まし、お産に臨む女性たち。

 
ひとりひとりの人生があって、悩みも苦しみもあって。それは院を支える助産師さんたちも、吉村先生も、同じで。
生まれる命ばかりではなく、死ぬ命もある。
答えのない葛藤。
きれいなことや素晴らしいことばかりではない。
それでも、季節が巡るように、また命が生まれるーー
連綿と続いていく命の美しさ。


もうなんか、全部が美しくて、涙が出た。
喜びも怒りも哀しみも、すべてひっくるめて、全部がキラキラしてた。

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この春、わたしは長女カホと共に5年間通った共同保育園どろんこを、卒園しました。


わたしの中の大部分を占めていたどろんこ。今年度はそれを押し出すように葛藤がたくさんあって、いっぱい悩んだりすったもんだしながら、何度も行きつ戻りつしながら、ゆっくりゆっくり卒園の道が開けていきました。
同時に、新しい道も。


このどろんこの5年間、もうそれこそ喜怒哀楽、たくさんあった。でも当時は苦しかったはずの瞬間でさえも、振り返るとほんとうに全部がキラキラしてて。
たくさんの生きている、素晴らしい瞬間があって。
最後はありがとう、しか出てこなかった。


入園したときはまだ2歳前、ちびっこだったカホも、いつのまにか大きくなってて。卒園式のリズムでしゅっと伸びた脚とか、竹馬を披露する、誇らしげな顔とか。いろんな人に関わってもらって、育ててもらったありがたさがあふれて。


なんて素晴らしいところで育ててもらったんだろう、カホもわたしも、って心の底から思った卒園式でした。

ありがとう、どろんこ。


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今日、家族4人で車に乗って、上映会へ向かう道すがら、桜がもういっぱい咲いてて、筑後川沿いに菜の花やら何やら、たくさん咲いてて。
綺麗だった~
帰りに立ち寄った平山温泉も、最高だった~



人生は続いていく。
そしてただいま3人目、妊娠6ヶ月。
お腹の中で動く新しい命を感じながら。
いつもに増して、いろんな想いがあふれる春です。