『雨』

作詞〜北原白秋(1885〜1942)


一、

雨がふります 雨がふる

遊びにゆきたし 傘はなし

紅緒の木履(かっこ)も 緒が切れた


二、

雨がふります 雨がふる

いやでもお家(うち)で 遊びましょう

千代紙折りましょう たたみましょう


三、

雨がふります 雨がふる

けんけん小雉子(こきじ)が 今啼(な)いた

小雉子も寒かろ 寂しかろ


四、

雨がふります 雨がふる

お人形寝かせど まだ止まぬ

お線香花火も みな焚(た)いた


五、

雨がふります 雨がふる

昼もふるふる 夜もふる

雨がふります 雨がふる




※木履(かっこ)・・・下駄の幼児語。

 からころと音がするから。




◇雨の日は いやでもお家で遊ぶ子供達。


 大雨の中 屋外でのお仕事は

 本当に本当に 大変だと思います。音譜照れ