『芭蕉(ばしょう)』

作詞〜北原白秋(1885〜1942)



馬で目ざめて

峠で明けて

夢は野末の

茶の煙



煙たつなら

ほそぼそたちゃれ

月に芭蕉の

ひとり旅





※野末・・・野の果て





◇五月十六日は 「旅の日」。

 松尾芭蕉さん☆が

 奥の細道の旅に 出発された日を

 新暦に換算した日 とのこと。



 「馬に寝て残夢月遠し茶の煙」


 芭蕉さん☆の句で 季語は月で 秋。


 夜明け前に宿を出て 馬上でうとうと。

 ふと目が覚めれば 遠くに月が。

 金谷の里には 茶を煮る煙が立ち上る。



 「茶の煙」は

 天下泰平の 象徴だそうですね音譜照れ