『野焼のころ」

作詞〜北原白秋(1885〜1942)



山は 野焼か

まだ 春寒か


逢はず 帰るか

夜の ふけか



野火の ちょろり火

一山 越して


燃えて 行たやら

消えた やら



野火の 火立(ほだち)の

薄れた 頃か


明けの 山鳥

ほろと 啼く







◇ひと山越えて 逢いに行くか

 逢はずに帰るか 迷ううちに



 野火も薄れ 夜も明け

 山鳥が 阿呆ぅとはてなマーク



 いや ほろと啼くのを聴いてびっくりハッ


 はっと 我に返ったのでしょうか音譜照れ