『ほおずき』

作詩〜萩原朔太郎(1886〜1942)



ほおずきよ


ひとつ思いに 泣けよかし


女の口に ふくまれて


男ごころの かなしさを


さも 忍び音に 泣けよかし


さも 忍び音に 泣けよかし







◇ほおずき といえば

 仏様にお供えする イメージですが


 

 子供の頃 祖父だったか?父だったか?


 ほおずきを 器用に膨らませるのを

 見せてもらった 記憶があります。



 確か 爪楊枝で

 中身を 出していましたね。



 男心の悲しさ なんて


 思いもしなかった 頃でしたね音譜照れ