『みどりのそよ風』
作詞〜清水かつら（1898〜1951）
一、
みどりのそよ風 いい日だね
ちょうちょもひらひら 豆の花
七色畑に 妹の
つまみ菜摘む手が かわいいな
二、
みどりのそよ風 いい日だね
ぶらんこゆりましょ 歌いましょ
巣箱の円窓(まるまど) ねんね鳥
ときどきおつむが のぞいてる
三、
みどりのそよ風 いい日だね
ボールがぽんぽん ストライク
打たせりゃ二塁の すべり込み
セーフだおでこの 汗をふく
四、
みどりのそよ風 いい日だね
小川のふなつり うきか浮く
静かなさざなみ はね上げて
きらきら金ぶな うれしいな
五、
みどりのそよ風 いい日だね
遊びにいこうよ 丘越えて
あの子のおうちの 花畑
もうじき苺(いちご)も 摘めるとさ
◇昭和二十一年頃
戦後。この明るい調べが
兵士の心をも慰めたそうですね
