『平城山(ならやま)』

作詞〜北見志保子(1885〜1955)



人恋(こ)ふは

悲しきものと

平城山に

もとほり来つつ

堪え難かりき



古(いにしへ)も

夫(つま)に恋ひつつ

越えしとふ

平城山の路(みち)に

涙おとしぬ







◇恋するとは悲しきものと

 平城山を巡りつつ

 耐え難い気持ちになった


 昔の人も恋をしながら

 越えたと云われる平城山の路に

 私も涙を落とした。。




 遠い遠い 昔の時代ー




 仁徳天皇の皇后

 磐之媛命(いわのひめのみこと)の想いに

 我が想いを寄せて音譜照れ