『紀元節』

作詞〜高崎正風(1836〜1912)


一、

雲に聳(そび)ゆる高千穂の

高嶺(たかね)おろしに 草も木も

靡(なび)き伏しけん大御世(おおみよ)を

仰ぐ今日こそ 楽しけれ



ニ、

海原なせる埴安(はにやす)の

池の面(おも)より猶(なお)ひろき

恵みの波に浴(あ)みし世を

仰ぐ今日こそ 楽しけれ



三、

天津日嗣(あまつひつぎ)の高御座(みくら)

千代万代(ちよよろずよ)に動きなき

基(もとい)定めしその神を

仰ぐ今日こそ 楽しけれ



四、

空に輝く日の本の

万(よろず)の国に類(たぐい)なき

国の御柱(みはしら)立てし世を

仰ぐ今日こそ 楽しけれ







◇「紀元」とは

 歴史上の年数の基準としての

 最初の年のこと。



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