『早春賦』
作詞~吉丸一昌(1873~1916)
一、
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
ニ、
氷解け去り 葦(あし)は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空
今日もきのうも 雪の空
三、
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思(おもい)を
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃が
*思うあやにく・・・
思ったのにあいにく
*知らでありしを・・・
知らないままでいたのに
*いかにせよとの・・・
どうしろというのだろう
◇完璧な季節なんてありませんし
早春には早春の良さがありますね。
今日に満足している人は
きっと明日も満足しています
この 早春の歌が
明るく美しい長調の旋律であることが
いいなあと思います