人がものを認識するときに、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感を使い、「それ」を観測・観察し、記憶との照合。。。それらの作業から得られた情報を基にした考察。まったく体験のしたことのない「もの」に出会うことは、そう人生において多くはない。およそ事前に蓄えた物事の摂理に従うものであれば、認識できないものに出くわすことはないだろう
そして、人間には「認識できないものは存在しない」と信じることができる
「それ」は認識できないものなのだから、存在しないのだから、怯える必要も恐れる必要もない
だけど人はそのような「もの」に恐れ慄き、そのような「もの」に対抗するため「それ」すらも超える能力を持つ存在を想像することで正気を夜の闇に正気を保つことに成功してきた
あの日ボクが出会った「それ」はそのような「超絶した力」にすがることができたのなら、正気を保つことができるような「もの」だったのだろうか
その答えはボクの中にもワタシの中にもなかった。。。あなたには?
題:蟲 作者:めけめけ
第14章 ガムテープ
こんなの現実じゃない!
悪い夢に決まっている!
そう、夢だから、夢だからたぶん。。。
ワタシは父や母、弟や妹が寝ているはずの場所に視線を移した
そこにはタオルケットから。。。頭がでている。。。横たわる人の姿。。。が確かにあった
しかし、髪の毛に見えたそれは、わさわさと蠢いていたし、タオルケットの中身も人の形の塊ではあるが、やはり中で何かが蠢いている
ほらみろ、こんな現実離れした世界はありやしない。。。これは悪い夢なのだから
しかし、現実か夢かという問題は事態の解決策とはならない。。。現にボクは怖いのだ
ボクは自分がイヤだと思うことが、そのままこの世界に現れていることに気づき始めていた
でも、だからといって、この恐怖から逃れるすべはない。。。ひとつの恐怖は次の恐怖を呼び込む。。。もはや恐怖の連鎖はとめることができない
ボクは藤模様のタオルケットにまとわりつき、或いは天井からこちらをじっと見ているヤツらが、ボクのからだを覆いつくし、パジャマの足の裾の隙間、腕の袖の隙間、上着やズボンのボタンを留めているところのあいだから、ボクの肌をめがけてじわじわと迫ってくるさまを想像しそうになって、頭を左右に振った
だめだ、だめだ、こんなことじゃ
なにか、毛虫を撃退する手段を考えなきゃ
毛虫を撃退する。。。そうだ、ガムテープ!
ボクがそのことを思いついたとき、ヤツらはいっせいにざわめきたった
ヤメロー
ヤメロー
ヤメロー
クルシィー
クルシィー
クルシィー
ヤツらのざわめきはひとつの声になっていった
ボクは机の引き出しの置くからガムテープを取り出そうとした
ボクは強い気持ちで念じた
ここにガムテープは絶対にある、なくなってなんかいないし、引き出しに鍵なんかかかっていない
ボクはすばやく起き上がり、足元に蠢くものを踏みつけるいやな感触を足の裏に感じながら、机の引き出しに手をかけた
絶対に開く!
絶対にある!
ボクは力いっぱい引き出しを引っ張った
ガシャガシャガシャ
勢いあまって机の上に散乱していた文房具が崩れ落ちる
ボクは机の引き出しを開けることに成功し、そして、あの忌々しいガムテープ。。。焼却されていたかもしれない、もしかしたら工場に捨ててきたかもしれないガムテープは、まがまがしい青い光を放ちながらそこにあった
これで!
ボクはガムテープを手に取り、テープを引き伸ばした
ビリビリビリ
イヤな音だ。。。だけどこいつがあれば。。。
これで立場は逆転だ!
しかし、それは、大きな間違いだったのかもしれない
つづく
永谷園 お茶づけ お楽しみ 詰合せ

¥1,659
楽天
※モバイル非対応
近所のスーパーで永谷園の御茶漬けの特売があったので、なんとなく食べたくなって購入
テレビ東京系列で日曜の11時過ぎに放送している「男子ごはん」
ここでよく、簡単なサラダを紹介しているのですが、きゅうりのたたきにごま油だったり、オリーブオイルにアンチョビを混ぜたサラダとか、とっても御手軽(市販のアンチョビソースね)に作れるので、マイブームになっていたんですが、さて、アンチョビの代わりに御茶漬けを降りかけてみたら。。。
これはうまい!
きゅうりのたたきにしそをちぎって、そこにゴマ油と梅茶漬け
水菜を刻んだところにオリーブオイルと鮭茶漬け
とか、いろんな組み合わせで楽しんでおります
御野菜の値段も落ち着いたので、最近はがっつり野菜食べてます
画像は、また今度ねw
¥1,659
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近所のスーパーで永谷園の御茶漬けの特売があったので、なんとなく食べたくなって購入
テレビ東京系列で日曜の11時過ぎに放送している「男子ごはん」
ここでよく、簡単なサラダを紹介しているのですが、きゅうりのたたきにごま油だったり、オリーブオイルにアンチョビを混ぜたサラダとか、とっても御手軽(市販のアンチョビソースね)に作れるので、マイブームになっていたんですが、さて、アンチョビの代わりに御茶漬けを降りかけてみたら。。。
これはうまい!
きゅうりのたたきにしそをちぎって、そこにゴマ油と梅茶漬け
水菜を刻んだところにオリーブオイルと鮭茶漬け
とか、いろんな組み合わせで楽しんでおります
御野菜の値段も落ち着いたので、最近はがっつり野菜食べてます
画像は、また今度ねw
急に頭の中でこの曲が。。。というかPVが流れた
ジュリアン・レノン
あのビートルズのジョン・レノンの息子1984年にビリー・ジョエルのプロデュースで多くのヒットを生み出したフィル・ラモーンと制作した「ヴァロッテ」というデビューアルバムからの2枚目のシングル
このPVのおもしろいところは演奏しているジュリアンの後ろでジョン・レノンらしき人影がのぞいているところ
フィル・ラモーンっぽいのは、こっちの曲。。。ファーストシングルです
そのままビリー・ジョエルが歌ってもしっくりきそうな感じですよね
ジュリアン・レノン自身にどこまで、考えがあったかわかりませんが、このプロデューサーの起用は本当によかったと思いますね
どうしても、ジョン・レノンの面影を求めてしまうファンに対して、ジョンとはちがう色が出せているのではないでしょうか?
考えすぎかな
あんなことしなければいいのに。。。恐怖映画なんかを見ていると、大体殺されてしまう登場人物は、「普通ならやらない行動」をした挙句に、恐怖の中で死んでいく
あー、だから、その扉を開けちゃダメだよ
とか
後ろ!後ろ!後ろにいるぞー
とか
ちゃんと自動車整備しておけよ、だからエンジン一発で掛かんないんだよ
とか
ほら、ちゃんと持っていないからカギ落としちゃったじゃん
とか、とか
観客をイライラさせながら、それでも観客はジェットコースターが上ったらあとは落ちるしかない事を知っている。。。始まった恐怖は、コースをすべて走らないと止まらないのである
そう、恐怖は、終わるまで、止まらないのである
題:蟲 作者:めけめけ
第13章 蟲、蟲、蟲
ボクが恐怖に怯えれば怯えるほどに、恐怖に対する感覚は敏感になり、ボクは全身で恐怖を感じていた
身を震わせながら、自分の肌を滑り落ちる汗にも、もはや飛び上がるような状態である。。。いけないと思いながらも体が反応して、右足がタオルケットの足元か出てしまった
やばい。。。やばい。。。やばい
ボクは意識を全て右足に集中し、できるだけそーっと、できるだけ早く、タオルケットの中にしまおうと試みた。。。が、それは無駄だった
ボクのアシはすっかり汗ばんでしまい、汗でびしょびしょになった足はタオルケットをそのまま捲り上げてしまうのである
イヤだ、イヤだ、イヤだ
やつらはのろまだ。。。のろまだけど確実に少しずつ、少しずつ、ボクの足元へ向かっていく。ボクには毛虫の目が無機質な表情から真っ赤に染め上がり、砂漠を走る戦車のように失踪する様を思い浮かべる。。。思い浮かべながら。。。
ちがう!毛虫に目なんてあるものか!毛虫に目はない!毛虫に目はない!
ミセテ ヤロウ
ミセテ ヤロウ
ミセテ ヤロウ
それは音ではなくて、ボクの意識の中に直接働きかけてくる声というよりは振動、或いは波動のようなもので、耳の奥というよりもアタマの天辺から骨を伝わってくるような「響き」である
見ない、見ない、見ない
ボクはアシをばたばたさせながら、なんとかタオルけっとの中に右足を入れようと必死になった。。。そしてそれは成功した
右足でまくられたタオルケットを左足の親指に引っ掛けて思いっきり下のほうへアシを伸ばした
必然
それは、そう必然
ボクのアタマは、タオルケットから顔を出し、力いっぱいつぶっていたボクの両目は、あまりの急な出来事に、思わず目を開けてしまった
ボクは見た
ボクは見たんだ
ボクは見てしまったんだ
天井の闇。。。闇なんてあるはずがない
そこには天井があるはずで、闇があるはずはない
そこには天井があるはずで、動いてなんか居るはずがない
動いてる
わさわさと
わさわさと
ボクはあわてて両手でタオルケットをつかみ、頭から被り直そうとしたんだ
でも、ボクがつかんだタオルケットのはずのものは、なにかすごくいやな感触で覆われていた
グシャ
ボクの全身は、わさわさと、わさわとざわめきたち、そのざわめきに呼応するように、天井に無数の赤い光が見えた
ヤツら
ボクを
見てるんだ
つづく
はじめから読む
あー、だから、その扉を開けちゃダメだよ
とか
後ろ!後ろ!後ろにいるぞー
とか
ちゃんと自動車整備しておけよ、だからエンジン一発で掛かんないんだよ
とか
ほら、ちゃんと持っていないからカギ落としちゃったじゃん
とか、とか
観客をイライラさせながら、それでも観客はジェットコースターが上ったらあとは落ちるしかない事を知っている。。。始まった恐怖は、コースをすべて走らないと止まらないのである
そう、恐怖は、終わるまで、止まらないのである
題:蟲 作者:めけめけ
第13章 蟲、蟲、蟲
ボクが恐怖に怯えれば怯えるほどに、恐怖に対する感覚は敏感になり、ボクは全身で恐怖を感じていた
身を震わせながら、自分の肌を滑り落ちる汗にも、もはや飛び上がるような状態である。。。いけないと思いながらも体が反応して、右足がタオルケットの足元か出てしまった
やばい。。。やばい。。。やばい
ボクは意識を全て右足に集中し、できるだけそーっと、できるだけ早く、タオルケットの中にしまおうと試みた。。。が、それは無駄だった
ボクのアシはすっかり汗ばんでしまい、汗でびしょびしょになった足はタオルケットをそのまま捲り上げてしまうのである
イヤだ、イヤだ、イヤだ
やつらはのろまだ。。。のろまだけど確実に少しずつ、少しずつ、ボクの足元へ向かっていく。ボクには毛虫の目が無機質な表情から真っ赤に染め上がり、砂漠を走る戦車のように失踪する様を思い浮かべる。。。思い浮かべながら。。。
ちがう!毛虫に目なんてあるものか!毛虫に目はない!毛虫に目はない!
ミセテ ヤロウ
ミセテ ヤロウ
ミセテ ヤロウ
それは音ではなくて、ボクの意識の中に直接働きかけてくる声というよりは振動、或いは波動のようなもので、耳の奥というよりもアタマの天辺から骨を伝わってくるような「響き」である
見ない、見ない、見ない
ボクはアシをばたばたさせながら、なんとかタオルけっとの中に右足を入れようと必死になった。。。そしてそれは成功した
右足でまくられたタオルケットを左足の親指に引っ掛けて思いっきり下のほうへアシを伸ばした
必然
それは、そう必然
ボクのアタマは、タオルケットから顔を出し、力いっぱいつぶっていたボクの両目は、あまりの急な出来事に、思わず目を開けてしまった
ボクは見た
ボクは見たんだ
ボクは見てしまったんだ
天井の闇。。。闇なんてあるはずがない
そこには天井があるはずで、闇があるはずはない
そこには天井があるはずで、動いてなんか居るはずがない
動いてる
わさわさと
わさわさと
ボクはあわてて両手でタオルケットをつかみ、頭から被り直そうとしたんだ
でも、ボクがつかんだタオルケットのはずのものは、なにかすごくいやな感触で覆われていた
グシャ
ボクの全身は、わさわさと、わさわとざわめきたち、そのざわめきに呼応するように、天井に無数の赤い光が見えた
ヤツら
ボクを
見てるんだ
つづく
はじめから読む

