収録曲全11曲の2曲目『素材』
8/8だけど 3/3-3/3-2/3 と実質変拍子
アコースティックギターから入り、印象的なベースラインは重厚で打楽器的な要素を含む
相変わらず何を鳴らしているのかわからないリズムを刻む何かをこすりつけたような音の数々
楽曲後半 フェイクヴォーカルと多重録音されたコーラス。そのフェイクヴォーカルに絡むようなギターソロ
調子は一本だが、曲が展開していくごとに耳に残る音が変わるため色鮮やかな印象がある
で、歌詞なのだが、一見まったく意味不明
タイトルである『素材』というワードがサビで使われておりこの『素材』がそもそも何なのかを紐解く必要がある・・・が、材料が少ない
歌詞はこうだ
夜が明ける前に
もうすこし寝ておこう
遠くに聴く汽笛の音
冬が終わる頃に
植え替えましょうワレモコウ
霜焼けのかゆみを踏みつけて
もうすこし寝かせて
いささかあったかい素材
微熱がさがるころに
手紙がとどくでしょう
知らない星に名前をつけて
去るひとには終わりでも
とどまるひとは始めなければ
あのひとは待てど暮らせど
宵越しの片思い
いささかあったかい素材
いささかあったかい素材
遠くに聴く汽笛の音
注目すべきワードは
『汽笛』『ワレモコウ』『手紙』
まず『汽笛』だが、汽笛そのものには意味はなく、遠くで鳴る汽笛が聞こえる環境=すなわち静寂、或いは周りに遮るものが何もないような一人ぼっち感=孤独を表現していると推測
曲頭と終わりに『遠くに聴く汽笛の音』を使っているということは 孤独な状態を強調しているのではないだろうか?
次に『ワレモコウ』であるが歌詞のとおり冬に枯れ、根だけ冬眠し、春に芽を出すらしい
冬という季節を表す表現なのか・・・しかし「冬が終わる前に」と使っているだけに、それだけではないのかもしれない
ワレモコウ=吾亦紅 と書くまたは 吾木香とも書く
赤なのか黒なのか茶色なのかわからない色の花を咲かす植物であり、そういうことを踏まえて考えるのも面白いのだが、ここはカタカナで表記してあることに注目してあえて名前の由来(花自身が「われもまた、くれない」と言ったとか言わないとか)などは無視しようと思う
ワレモコウの独特な赤とも黒ともいえぬ花の色は片思いに苦しむ心を詠んだ和歌などに使われることがある。となれば、ここは片思いの象徴として解釈しよう
次に『手紙』であるがこれがとても厄介だ
これはかなり飛躍した解釈なのだけど、別れの言葉を綴った手紙ではないかと思う
なぜそう思か
微熱がさがるころ・・・というのはやはり『恋の熱が冷める頃』であり
知らない星に名前をつけて・・・とはそんな心境、つまり夜に一人で夜空を見上げて知らない星に名前を付けるシチュエーションって さみしいに決まってる! みたいな・・・
う~ん、どうでしょう?
ただし、そう仮定すると
去るひとには終わりでも
とどまるひとは始めなければ
とは、つまり去っていく恋人とそれを見送る自分=とどまるひと
残されたひとは 去っていくのではないから 自分で何かを始めないと いつまでも次に進めないということではないだろうか?
さて、単純に去って行った恋人への片思いの歌 という解釈では今一つ腑に落ちない部分がある
つまりそうだとして、やはり『素材』が何かは今一つ解明できない
で、もう一度歌詞を眺めると大事なことを見落としていたことに気付く『素材』ではなく
『いささかあったかい素材』だということ
つまり『素材』だけではこの歌詞は解読できないのではないかという仮説
いささかあったかい素材=いささかあったかい+素材
ものすごく熱くもなく冷たくもない、いささかあったかいとはつまりひと肌か?
いささかあったかい素材=ひと肌として歌詞に代入すると いささかすっきりした気分
しかし謎はまだある
霜焼けのかゆみ という言葉と 踏みつけて がどうしても浮いてしまう
霜焼けのかゆみとは ひと肌との相性はいい
しかしなぜ 踏みつけて なのか・・・
そのくらいの謎があった方が楽しいのである(無責任w)
以上 めけめけ的歌詞の解釈でした
これってぜんぜん的外れかもしれないから ちょっとした読み物程度だと思ってください
そして、僕と同じように山作戰の歌詞の世界を楽しんでくださいねー
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プログレというか プロぐれる というか・・・そんな音楽です(説明になってないw)