一年半年前、階段で転んで膝を骨折した。
それまではジョギングが趣味で、通勤や休みの日など、よく走ったものだ。
最高距離は山中湖一周の14キロだ。3年くらい連続で参加して完走した。
休みの日は午後から近所の土手へ走りに行く。
16キロくらい走ることもあった。
家に帰ると風呂に入り、缶ビールを一本だけ飲む。
今では、考えられない習慣だ。
今でも続いていたら、肝硬変などならずに済んだと思う。
今更、そんな事考えても仕方ないが。
そのうち、膝を壊して、走れなくなってしまった。
走っていた時間で調理を始めた。
一度、自分で作ったものが、スーパーなどで買うより美味しく出来たのが、きっかけだ。
調理道具を揃えたりで、100円ショップを見るのも楽しくなった。
問題は、調理している間、酒を飲んでいた。
風呂上がって、キンミヤの酎ハイ6対4 。
6がキンミヤ、4が炭酸などの割材。
一杯飲んでから、調理にかかる。
調理師しながら4杯は飲んでいた。
美味しく出来て、つまみながら飲むと、楽しくて仕方がなかった。
キッチンドラッカーとは主婦の方がなるのかと思っていたが、自分もそうだったのか。
早くから飲み始めているため、夜は酔い潰れて、早く寝てしまう事が多かった。
なので、結果、酒量は抑えられていると思っていた。
大きな勘違いだ。
飲みすぎて、記憶も定かではないが、階段で転んで骨折した。
やはりアルコール依存症であったのか。
今も、休みの日の調理は続いている。
ノンアルコール飲料や炭酸飲料を飲みながら。
酒をやめても調理が出来ていると言う事は、良かったと思う。