精油の安全性ガイド | 魔女ラボ

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藤原綾子所長を筆頭に、セラピーを通じてお客様はもちろん、セラピスト自身や家族も最高の人生を得ることを目標としたアロマセラピストのための研究所です。

こんにちは。

 

今週の魔女ラボブログを担当しています

 

王子駅のアロマテラピーサロン&スクール

アロマベーネ 川瀬裕子です。

 

ずっしりと重いこの本

「精油の安全性ガイド」第2版

(ロバート・ティスランド・ヤング著,フレグランスジャーナル社)が出版されました。

 

 

隅から隅まで読むのは容易ではありませんが、他では得られない詳細な情報が得られ、辞書として置いておくだけでも価値がある本です。

 

先日、ラヴィンツァララベンサラの名前の混乱について自分のブログで書いたのですが、この時に参考にしたのがこの本ともう1つ、「ハーブ学名語源事典」です。

 

精油の原料植物は学名によって特定されていて、学名をみればわかると思いがちですが、そうでもなくて、異なる一般名、学名で表記されているものが同じ植物なのかどうか、わからないことがあります。

 

例としてスパイクラベンダーラベンダースピカは同じものですが、学名もLavandula latifoliaLavandula spicaで表記されたりします。

 

逆に全く違う名前で呼ばれている植物の学名が同じで、ケモタイプなのか判断に迷うこともあります。

 

これには、芳樟と本樟、ラヴィンツァラがあります。

 

Cinnamomum camphoraのリナロールタイプが芳樟、カンファータイプが樟脳をとるクスノキ(本樟)、1.8シネオールタイプがラヴィンツァラ(油樟)で、それぞれ産地が違います。

 

芳樟の葉の精油がホーリーフ、心材の精油がホーウッドです。

 

「精油の安全性ガイド」は、精油の安全生についてひたすら膨大な情報を掲載した本ですが、原料植物についての記載もあり、掲載されている精油の種類も非常に多く、困ったときの「精油の安全性ガイド」になっています。

 

翻訳本でこれだけのボリュームのものをだすことは、出版社にとってもかなりの冒険で、このような良書を翻訳、出版してくれたフレグランスジャーナル社に心より謝意を示したいと思います。

 

 

 

 

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