自民党の広瀬めぐみ参議院議員が、既婚者でありながらカナダ人男性と歌舞伎町のホテルに宿泊し、翌日同じ出立のまま国会に「出勤」していたことが週刊誌で報道され、話題になっています。

この方、57歳とのこと。年齢がどうのこうの、というつもりはありません。一般的に女性でこの年齢で、配偶者以外の男性とホテルでセックスをするようなリスクを冒してまで、性欲が有り余っているのでしょうか? 

報道によれば、その日の国会ではしきりにあくびをなさっていたとのこと。

 

話は一気に別の方向に向きますが、私の大好きな映画のひとつに「ガープの世界」(原題:The World According To Garp )があります。その映画の話になるととめどなくなるのでやめておきますが、その映画の中で、主人公ガープの妻が教え子と不倫をし、その修羅場の中で子供が事故に巻き込まれ一人は死亡し、一人は片目を失ったとき、ガープの母親は

It's lust.

とつぶやきます。

 

はい、今日のお題目はこの

LUST

という抽象名詞です。

まず、辞書を見てみましょう。

 

名詞

1 (激しい)情欲, (過度の)性欲. 

2 «…への» 強い欲望, 渇望 «for, of» ▸ lust for power [life] 権勢欲[人生の謳歌(おうか)]. 

3 〘聖書〙 (罪とされる)官能的欲望. 

動詞 自動詞〖~ after [for] A/to do〗 Aを[…することを]熱望する; A〈女性など〉に欲情する.

 

Lust after someone.

という動詞の機能もあります。

 

日本人がそのまま発音すると Last になってしまいますが、

英語ではむしろその日本人発音のLast が Lust

Last は意識して舌全体を外に出すような、「ア」と「エ」の中間のようは甘えた「ア」の方が近いことになります。

 

その映画の中での競具が字幕でどう訳されているのはわかりませんが、

「性欲のせいよ」

という意味です。

 

ただし、その奥には、セックスしたい、気持ちよくなりたい、という衝動や欲情が人間を狂わせてしまう、深い意味があります。

この国会議員の行動はまさにそういうことです。

じゃあ、一般的に還暦に近い既婚者がみんなここまで性欲にかられた行動をするのか、ということになると、説は多岐にわたるでしょう。

私は、権力や財力というもの裏には性欲があると思っています。

これは男性に限ったことではなく、ひとがいっぱい勉強をし、いい大学に入って、いい仕事にありつきいい給料をもらうって、つまりは、伴侶にアピールするためじゃないでしょうか?

人間は動物から知的な生き物に進化したので、いい獲物をたくさん捕まえられる腕力や脚力が、経済力に変わったのだと思うんです。

 

ここ最近の政治家の下半身スキャンダルやセクハラ、名だたる企業のトップによるセクハラ。そして大物芸能人の性加害も、彼らの名声や権力や経済力をドライブさせたのは、性欲=Lust ではないか、と思うのです。

もちろん、そうじゃない偉人や政治家やアーティストはいっぱいいます。

 

なんの結論にもなりませんが、精力と同じぐらいの性欲をお持ちの有名な方々は、その旺盛な性欲を上手に処理することを考えるべきですね。

この議員なんて、エッフェル姉さんのひとりとして注目を浴びてただでさえ目立っていたのに、カナダ人男性と青山のレストランで手を握って見つめ合い、そして赤いベンツで歌舞伎町のラブホテルでっせ?そしてその服のまま国会へ。

 

一般人の不倫やってるひとでももう少し気をつけますよね?

つまりですね、彼女の性欲はそういう常識的な行動さえできなくしてしまっていた、ということです。

 

It's lust.

なんです。