Rosso Miani 1997 Colli Orientali | シャルム 公式ブログ

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東京都世田谷区の輸入車販売店です。<安心><信頼><品質>のプライス、豊富な経験と知識でより良い車輌をお客様にお届けしています。

毎年当社はゴールデンウィーク

を休んだ事がありません。


御客様の来店予定が無ければ

少し早めにお店は閉めますが、

ほぼ通常営業をしております。


とはいえ、せっかくの連休。

ほんの少しでも休日気分を味わ

たいが為に、いきつけの店、

アルピノさんへ。


今回の訪問では前から楽しみ

しており、入庫した日にキープ

を御願いしていたワインを飲む

事にしました。

数日前にたった1本だけ奇跡的

に入ったという赤をシェフの好意

でいただく事にしました。


"Rosso Miani 1997 Colli Orientali

Del Friuli ロッソ・ミアーニ 1997 "

この”ロッソ・ミアーニ”はメルロ

主体にカベルネがブレンドされ

ていましたが、97yが最後のヴィ

ンテージとなり、まさに幻と言わ

れるようになったそうです。


通常はこのミアーニの現物を見れ

るだけでも貴重な事なのに、中で

もとくに大変稀少なラストヴィンテ

ージ物の1997yとは恐れい

ました。

力強い香り、高貴な味わいはホ

ントに素晴らしい1本でした。


このワイン、後で調べてみると

なんとワインの漫画で有名な

”神の雫”の1巻に登場してました。


しかも出ていたのはまさに今回

飲ませてもらったロッソ・ミアーニ

の1997y。

それほどのワインだったようです。


一巻より 「ミアーニ・ロッソ」

ロバート・パーカー氏が高得点を

与え、ワイナート誌も「世界最高の

ひとつといっても過言ではない。

ミアーニの無い人生などもはや

考えられるはずもないのだ 」
と絶賛べた誉めの超大物で、
品質はもとより年産たったの

約7000本しか世に出ない極めて

希少な逸品。


官能的に踊り狂うサロメ。

そう、まさにこのワインは「 官能 」

そのものだ 」

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズが、

同じ15haくらいの畑から約6万本の

ワインを生産していることに対して、

ミアーニの生産量は「 狂気である 」

と表現されています。


「神の雫」1巻。ワイン評論家遠峰一青が、
西園寺社長に取り寄せさせたワイン。
血のように濃厚で、凝縮感のあるワインを
「サロメ」のようと表現しています。
内側から押してくる高密度にパワフルな
果実は、パワーだけしか主張するものが
ない凡欲なワインにありがちなクドさも
エグさもなく、円満な調和をもって軽やか
に広がり、若々しく伸び上がって、明るい
気分になるワインです。

あるワイン・ジャーナリストは『ミアーニは
飲まねばならない。
簡単に買えないからと言って放棄する
ほどミアーニは半端な存在ではなく、
またそれで諦める程度の情熱ならば、
情けないではないか。
ミアーニの無い人生など、もはや考え
られるはずもないのだ』といっています。



「ミアーニ」が日本で大々的に

取り上げられたのは、ワイン

専門誌「ワイナート13号」

での事。

北イタリアのワインが特集され

たその号で、生産者としては

一番に紹介されました。

その誌面では、ミアーニの驚異

的な低収量を物語る記述として

、下記のように紹介されて

います。


「たぶん世界中のブドウ畑の中で

、最も信じがたい光景

収穫前に普通に見られるあのたわ

わに実った風景とは隔絶した、

背筋が寒くなるほどの、恐るべき空白

に支配される畑。畑にブドウが

ほとんどないのだ。」

「たとえばメルロ。これほど小さい房

を誰か見た事があるか。これほど

小さい粒を、これほどの粗粒着を、

そしてこれほど少ない房の数を、

ほかに見たことがあるか。」

ワイナート13号誌面より抜粋

ミアーニの畑は15ヘクタール。

そこから生まれるワインは僅か

7300本ほど。

同じく15ヘクタールの広さを

持つ、世界で最も厳しい収穫

制限が行われているブルゴー

ニュの特級畑の一つ、シャン

ベルタン・クロ・ド・ベーズの

生産量は6万本です。。

調べれば調べるほどにこの

ワインの素晴らさが解ります。

だったら飲む前に調べて

けばよかった・・というのは

言うまでも無く・・。