昨日、大変稀少な最終モデルの9-3Aeroセダンが
入庫いたしました。
なにが稀少かといいますと、この車輌の登録年月日。
なんと初期登録が2009年5月。
09y5月登録車ということは、07y11月から現行型9-3も
デビューしており、とくに現行Aeroセダンが08y1月発売で
新車価格556万円で出ているにもかかわらず、このファースト
オーナー様はこちらの車輌を新車価格519万円という価格で
最後にオーダーして約1年半待って買ったであろうという事実。
意味合いというか情熱といいますか、この拘りのようなものが
伝わってきます。
またこれは、最後の最終ロッド物であるという証。
軽量オールアルミ構造や可変バルブ・タイミング
機構である水冷V6気筒DOHC 24V
ハイプレッシャーターボの2.8Lは、軽く、力強く、
とてもバランスのとれたエンジン。
当時の新車価格519万円。
それがたった約2年半の走行16000kmでまだ
新車保証中のこの車輌が、店頭価格198万円。
スーパーお買い得車であります(笑。
この不景気の今だからこそ、出てきたものと考えます。
当社はとにかく06y以降の”後期モデル”に拘って
おります。
07yが最終ですが、今回の車輌以外にも色々と
珍しい9-3を扱ってきました。
”08y 9-3Aeroスポーツエステート”
なにが大変珍しいかといいますと・・
これ、US仕様のオーダーパーツとして出ているパーツで、
バンパーモール内に埋め込みされているマーカーです。
取付けしている車輌は初めて見ました。
現車は、正規物であり並行車ではありません。
ファーストオーナーが取り寄せて、取付けしたのでしょうか?
そのあたりはちょっと不明なんですが、とにかくこのサイド
マーカー付の9-3は御目にかかったの自体が後にも先にも
この一台だけ。
それと、日本でSAABの名をちょっとだけ有名にした車。
世界統一限定モデルで、国内でセダン20台、ワゴン10台
という稀少なSAAB初の4WD限定モデル。
これも当初からいち早く、ワゴンを6台、セダンを3台取り扱い
ました。
サーブの後期モデルは、他の外車に比べ、故障が極端に少なく
また、故障した際の修理代も安めでとても維持がしやすいです。
しかしこれはあくまで、最終系だったり現行モデルに限ります。
サーブお得意のターボ、そして改良を重ねてきたシャーシ、サス
全てがとてもバランスの取れた良い車。
トランクもワゴンだけでなくセダンでさえ、他の同クラスの車輌達の
中ではトップクラス。
ゴルフバックも多分4バック楽に入りそうな容量。
この走りで、2.8L、250PSのAeroでさえ燃費8.8km・Lという
経済的な面もあります。
今現在、もう一台最終モデルのSAAB 9-3が当社にあります。
まだ2.8Lが無い05yモデルまでの2.0LAeroユニット
(06yでは2.0Lヴェクター)を受け継ぐ、2000cc
ハイプレッシャーターボ最強バージョンなのであります。
外観の大人しさからは想像のできない洗練された感の
乗り方によっては力強い走りをしてくれる車です。
直4気筒DOHC16Vハイプレッシャーターボは209PS。
それでいて、燃費は9.3km・L。
当時の新車価格428万円。
現在走行2万kmで、車体価格178万円。
SAABはどうも昔から、日本では一般的では無いので、
世間ではあまり知られていませんが、是非現代の新しい
ものを体感して頂くと、その素の良さがすぐにお解かり頂ける
はずです。
これだけ中古車の中で”お買い得感”のある外車メーカーも
珍しいはずです。