「ウォールフラワー」

2012年


あらすじ 


高校に入学した繊細で物静かな少年チャーリー。孤立した学園生活を覚悟していた彼は、陽気な男子上級生とその妹に出会い、美しい彼女に心奪われる。そしてチャーリーは、2人と共にかつてない体験を経て友情と恋を知り、成長していく。










​トム少佐から... 



サムネイル
こんな映画があったんだ。洋画では割と珍しい、冴えない男の子が主人公の話でね。その子が最高の友達と出会って、青春の最高の日々を過ごすっていう、まあありがちな話なんだけどね。

でも、その日々がまた刺激的で、普通じゃ考えられないような出来事が次々と起こるんだ。






例えば、ドラッグに手を出したり、根拠のない楽観主義で突っ走ったり。

それでいて、そんな中で葛藤しながら生きる高校生たちが切なく描かれるんだよ。物語が進むにつれて、登場人物たちのトラウマや悲しい過去も明らかになっていく。

その背景には、70〜80年代の懐かしい曲が流れてて、シーンを彩るんだ。






ロッキーホラーショーのシーンなんかもあって、官能的で刺激的な描写がたくさんあるんだけど、映画が本当に見せたかったのは、いろんな葛藤にもがきながら生きる主人公たちの姿なんだと思う。

誰もが10代後半に感じる「無限の可能性があるんじゃないか」っていう、あの独特の感覚も繊細に描かれてる。







​映画を盛り上げる劇中歌に注目! 



サムネイル

最後に、劇中で流れるデビッド・ボウイの曲から歌詞を紹介しよう。


「Nothing will keep us together
なにも僕らを繋ぎ止めるものはないけど、
We can beat them
僕らなら奴らを倒せる、
for ever and ever
永遠に。」


サムネイル
未来に対する不安と楽観が同時に存在する、この矛盾がね、特にトンネルのシーンで美しく映るんだ。

きっと、観客の心に深く響くと思うよ。