誰か故郷を想わざる マクセル&ナカテツ | CM大往生

誰か故郷を想わざる マクセル&ナカテツ

今年のACC賞 マクセル「ずっとずっと。新留小学校 」篇。
を見てから

「ぼくのなつやすみ3」の中島哲也によるショートムービー。

  盛夏、安アパートにて ちんぴらとその情婦と落とし前をつけに来た男の
  三人が交錯する刹那。そこにインサートされる子供の頃の夏休み。

を見ると… 余計に 我が身に堪えます。


夢を失い、凡人となり、いずれはゴミのように死ぬ。
その過程に抗い、もがき、それでもやはりゴミのように死ぬ。

どこかしらでそう諦めようとも、それでもなお 厄介にも明日が来る。
ならば、こう想うより他ないのかもしれない。

「私の知るかぎりでは、人生は偶然の十字路であるゆえにすばらしい」
                          (エリック・ホッファー「波止場日記」)
エリック ホッファー
エリック・ホッファー自伝
[後ろ姿の装丁については天皇・民衆・原爆ドーム 」。今後も物云う背中を追いかけます]


どことなく祝祭的で ならばガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」を
こんな風な映像で見たい気もします。