大抵の人は
『苦手です』と答えます。
私も苦手でした。
『甘える』という言葉にとてもネガティヴなイメージを持っている方は多いですね。
『甘える』=人に迷惑をかける、と思っていませんか?
甘えるのが苦手な人は
自分に自信がない人が多いです。
ちゃんとしていないと
頑張らないと
自分の大切な人に『価値がある』と思われないと思っています。
そんな事ないんだけどね…(*^^*)
遊モアに遊びに来てくれるママに
『子どもの甘えを受け入れてあげようね』という話をすると、
『甘やかすと子どもがワガママになりませんか?』と心配されるのですが、
『甘える』と『甘やかす』は全く別物ですよ。
『甘える』の主語はこども
『甘やかす』の主語は大人
自分の存在価値を確かめるため
相手の愛を確かめるため
私は私でいいんだ、と自信をつけるため
子どもはたくさん大人に甘えます。
充分に甘える事のできた子どもは
自分に自信をもち、困難に立ち向かえる強さを身につけることができます。
一方で子どもの機嫌をとるため
自分を好きになってもらうため
子どもに必要だと思ってもらうため
大人は子どもを甘やかします。
子どもを甘やかしてしまう大人は
子どもの頃に充分に甘えられなかった、という人が多いような気がします。
だから、自分が子どもの頃にして欲しかった事を、子どもにしてあげたいと思ってしまったり
自分が親を好きでないために
自分は子どもに嫌われないように必死になったりするのですね。
『甘える』事が子どもにとって、大人にとってどんなに大切なことか
よく分かる本でした。
本文中に何回も出てくる
『心の響き合い』という言葉が印象的でした。
“共感”と言い換えた方が分かりやすいかも知れません。
人は人との関わり合いの中で生きていますが、その源はやはり親子ではないかなー?と思います。
楽しい気持ちも
悲しい気持ちも
幸せな気持ちも
嫌な気持ちも
誰かに共感してもらえると、とても嬉しかったり、癒されたりしますよね。
この共感(心の響き合い)は上下の関係では決して生まれません。
そして、上下の関係の中では安心して甘えることもできません。
子どもに何か問題が起きていて、困っている方は
先ずは親子の間に上下関係ができていないかどうか見直していくと
段々子どもが甘えられるようになって
充分に甘えられれば
大抵の問題は解決するそうですよ。
どんな自分でも受け入れてもらえる
いつでも甘えられる人がいるのは
心強いですよね。
家族がそんな存在であれば一番ですが、
必ずしも家族でなくても大丈夫だそうです。
まずは身近な人にちょっと弱音を吐いてみる。
そんなところから始めるといいかもしれませんね。
先日、遊モアに遊びに来てくれたママが
『遊モアはスタッフも利用者もみんなで一緒に笑いあえる所が、本当に好きです!ここでみんなとくだらない話をして、笑えると、また明日から子育て頑張ろう!って思えます。』と言ってくださいました。
ママは毎日頑張っていますもんね。
遊モアがそんなママたちがホッとできる場であれて、嬉しく思います(*^^*)
でも、実は私たちスタッフもママたちに癒されているんですけどね~(笑)
その話はまた今度。