10月の天体のイベントとエネルギーの活用法
2023年10月は、３つの大きなポイントがあります。一つはやぎ座を逆行している冥王星が順行へ戻ること。そしてあとの二つは天秤座の新月日食とおうし座の満月月食という２つの大きな食です。
天秤座の新月日食は10月15日に起こり、私たちが今年の初めに取り組み始めた新しい日食サイクルの一部です。この日食サイクルのテーマは、2024 年以降も展開し続けます。
10月28日のおうし座の満月月食は、私たちが2021年から取り組んできたサイクルの最後です。これは大きな終結点であり、この日食サイクルの教訓と旅の終わりです。また、月末には終わりと終わりという強いテーマが与えられます。
信じられないほど強力で、変革のエネルギーの強力な流れを生み出す可能性がある日食を除けば、10月の残りの期間はかなり静かです。まるで宇宙が私たちにこれらの日食のエネルギーに本当に集中して取り組む許可を与えてくれているかのようです。
日食はドラゴンヘッドやドラゴンテイルと関連しているため、カルマや運命的な出来事をもたらし、私たちをより高い道に近づけます。日食や月食は、私たちが必要な場所に導かれ、配置される一年の中で力強い瞬間です。
これは私たちが日食のエネルギーの中をナビゲートするのに役立ちますが、多くの場合、苦痛で困難な場合もあります。
日食や月食はカルマの問題を表面化させるため、私たちの精神を揺さぶり不安定にさせることがあります。準備ができていな状態でも、大きな変化に飛び込むように背中を押し動かす可能性があります。
日食月食で明らかになるカルマ問題は、私たちが自分自身で想像していたものとは異なる道に私たちを前進させる可能性があります。しかし、時間が経つにつれて、新しい視点を持って、そこから生まれる可能性を見出すことになるはずです。
10月の天体のイベントとそのエネルギーの活用法についてお話をしていきます。
10月7日 - 金星のシャドウフェーズ終了
金星逆行は約1年半に1回のペースで発生するので毎年のイベントではないのですが、今年の夏の間逆行をしていました。そして、金星はついに逆行後のシャドー期間を終了します。金星逆行はプレシャドー期間が6月19日から7月23日、逆行期間が7月23日から9月4日、ポストシャドーが9月4日から10月7日になります。
6 月初旬に思いを馳せてみると、金星は逆行領域へと減速し始めました。そして7月23日に正式に逆行し、私たちの深層心理をふりかえるように、私たちの人間関係の問題を次つぎに明らかにしました。
9月4日、金星が順行に戻るときに最後の教訓をもたらしたのです。そして、金星はポストシャドー期間を抜け出し、新たな冒険に向かっています。特に心の問題に関しては、私たちも同様です。
10月11日 - 山羊座の冥王星が順行へ
冥王星は5月から始まった逆行を経て山羊座へ逆戻りをしていました。そのため、過去数か月間、惑星からの強い逆行活動が続いています。
これにより、社会的な倦怠感や行き詰まり感が生じることがあります。現在、惑星はますます直接的なシフトを始めており、冥王星が次にその方向に移動します。
今回の冥王星逆行に伴い、日本で目立った出来事はジャニーズ事務所問題だと思われます。これまでは業界のタブーとされてきた悪しき習慣にメスが入り、国内だけでなく海外からも歪な構造に批判が集まっています。
冥王星が直接移動するようになったことで、問題が解決の方向へ進むと思われます。
山羊座を逆行していた冥王星は、形骸化し意味を持たなくなった形だけの無益で有害なシステムをことごとく破壊しているようにも見えます。
古いものを壊し、その上に新しい可能性をもたらす働きがあるのでしょう。
冥王星が順行に戻ることで、私たちの周りの物事がもう少し早く簡単に動き始めているのが見えるようになるかもしれません。
特に何らかの形でコントロールされている、あるいは抑圧されていると感じている分野では、前進するのが容易になるかもしれません。
冥王星は力を表すため、冥王星が直接配置されると、私たちは自分自身に新たな力を与えられることがよくあります。
私たちが人生の中で権力闘争に対処してきたなら、この時点から物事は楽になり始めるかもしれません。特に山羊座にいる冥王星は、私たちが責任ある方法で自分の力を表現できるように導いてくれます。
10月12日 - 蠍座の火星
火星にとってさそり座はお気に入りの星座の 1 つに入ります。火星はおひつじ座の守護惑星ですが、もともとはさそり座の守護惑星でもあります。ですから、火星はさそり座を好みます。
さそり座で輝く火星はセクシーで強く、コントロールされていると感じることができます。蠍座の火星を持つ人たちはパワフルで情熱的です。
私たちはこのエネルギーを創造的な取り組みにモチベーションを維持し取り組んで、ロマンや目標を追い求めるために流すことができます。
私たちはこのエネルギーを使って自分自身を信じ、内なる戦士を解放することができます。
蠍座の火星は私たちの情熱を再燃させるのに素晴らしいですが、同時に非常にスピリチュアルでもあります。蠍座は地を這う蠍から天空を生きる鷲へ、最終的に不死鳥へとメタモルフォーゼをする星座です。
さそり座の火星は私たちが変化を起こし、私たちを発見したかもしれない変革のエネルギーを受け入れることに関して、より積極的になれるように助けてくれます。
私たちが深く掘り下げ、地表の下に隠されているものを探索する必要がある場合、火星はそこにたどり着くための自信を与えてくれるでしょう。これは、これまで困難だと感じてきた隠れたトラウマを探り、痛みを伴う感情と向き合う素晴らしい時期となるでしょう。
10月15日 - 天秤座の新月日食
これは、今月および 2023 年の重要なイベントの 1 つです。天秤座のこの新月日食は、今年の4月に始まった新しい日食サイクルの一部です。4月に遡ると、牡羊座新月日食がありました。
これらの 日食と月食は両方とも連携して動作します。4月の出来事を思い出してみましょう。
社会的には4月の日食月食の後、コロナが５類扱いに変更、医療機関の対応が大きく変更となりました。また、海外ではチャールズ英国王の戴冠式が７０年ぶりに執り行われました。世界での新しい流れ、国内での新しい流れが起きる中、私たちの身の回りにはどのようなテーマが流行っていましたか?
今回の 日食と月食では、これらのテーマをさらに拡張し、既存の快適なゾーンからさらに美しい場所へと押し上げるのに役立つでしょう。
てんびん座で起きる日食なので「私たちが他者とどのように関わるか」が、今回の日食のテーマとなるかもしれません。
私たちは人間関係の中で刺激を受けたと感じたり、他の人とどのようにつながるかを選択する際に単に自分自身を見つめているだけかもしれません。この日食サイクルは非常に新しいテーマを持ち込むため、今後数年間でさらに多くのことが明らかになる可能性があります。私たちは波動を高め、宇宙からの贈り物と感謝に対してオープンであり続け、よりオープンな心で愛を私たちの生活に歓迎することによって、この日食のエネルギーを有効に活用することができます。日食と月食 のエネルギーは強力で扱いが難しいかもしれませんが、この 日食と月食は柔らかなものも持ち合わせています。
10月24日 - 蠍座のシーズン
太陽は風の活動宮である天秤座から水の固定宮である蠍座へ移動します。
蠍座の太陽の下では、私たちは自分の感情とこれまでよりも深いところで調和していると感じるかもしれません。
蠍座の季節は、精神的および直観的なスキルの出力を上げる可能性があります。だから、自分の内なる声を信じましょう。
太陽が蠍座にあり、日食のエネルギーが高まっているので、私たちは生活の中で何かを変える必要があると感じるかもしれません。
私たちは積極的に変更を加えているかもしれませんし、正確に何を変更する必要があるかをまだ考えているかもしれません。今は一年の中でもパワーの時期であり、私たちは今後何が起こるのか不安を感じるかもしれませんが、これまでのやり方を続けていくことはできないと確信しているでしょう。
10月29日 - 満月月食おうし座
今回の月食は強力な日食サイクルを終わらせるための超強力なポイントです。
おうし座の日食月食は2021年11月19日に始まりました。
この頃から比べて、私たちはどのように成長しましたか？人生はどのように進化しましたか？
この月食のサイクルは最後のレッスンの時期を迎えています。いわば卒業のための最終テストを提供しています。この日食月食の周りのエネルギーはスーパーチャージされており、私たちが人生の何かで終結点に達するのを目にするでしょう。
この月食の影響下で何かがあなたの人生から消え去った場合、それを兆候として受け止めてください。あなたが立ち去る準備ができていると感じるものは何でも信頼してください。
月食のエネルギーは、私たちが古い殻を打ち破り脱皮して不要なものを手放すのを助けてくれるものです。
今回の月食エネルギーによって私たちは自由に新しいものに入ることができます。
この日食の下で私たちはお金や自尊心、そして私たちが本当に大切にしているものについてのテーマを経験するかもしれません。
私たちは、これまで何に時間を費やしてきたのか？そしてこれからの人生で何を作りたいのか？を再考する必要があることに気づくかもしれません。
月食のエネルギーは困難を伴うこともありますが、信じられないほど力を与えることもあります。
月食は、私たちが道を前進するのに役立ちます。それらはより高い道への架け橋であり、変革と変化の強力なツールです。このエネルギーを有効に活用しましょう。