りゅう座と星のお話
りゅう座について
北極星のまわりを北の頂点付近に位置し、体をくねらせながら半円形に回る長い星座です。
長い星座ですが見つけるのはわりと簡単です。
ギリシャ神話のりゅう座は、黄金のりんごを守る火を吐く竜だとされてきました。
日本では1月に、この星座を中心とした流れ星の群れ「りゅう座流星群」が観測できます。
望遠鏡で見てみると竜の首が折れ曲がるあたりに、猫の目のような形をした「キャッツアイ星雲」を見ることができます。
りゅう座は北の頂点付近にある星座で、日本では1年を通し北の夜空に観測することができます。
特によく見える季節は夏で8月下旬になると20時ごろに正中を迎えます。
りゅう座の見分け方
北斗七星のひしゃくの一番端の星と、北極星を結び、それを北斗七星の反対側まで伸ばすと、
2等星を含む4つの星がひし形に集まっているのが見つかります。
それがりゅう座の頭です。
そこからケフェウス座の方へ伸びる星の列が竜の首にあたり、
折り返して北極星の周りを半円形を描くように伸びるのが竜の胴体です。
こと座のべガから北へ目を移しても、頭の部分を見つけることができます。
りゅう座の主な恒星