けもの道日記 ~ みんなヘロヘロ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

この暑さでのらねこ軍団はみんなヘロヘロ

 

けもの道手前の子たち

丁度ここが木の茂みの下で日陰になっているのでいつもこの場所でご飯をあげる

今日もそうこうしているうちに出だし早々疲れちゃった魔女は道路脇で座り込む

 

するとみんなも同じようにへたり込む

 

 

カーリー 「まじょ あついから よしよしして・・」

 

 

魔女 「はい、よしよし」  

(よしよしと暑さは関係ないと思うけどなぁ)

 

 

ひとりが好き子ちゃん 「あちゅい・・」 ゼロゼロ

 

 

そんなお外で頑張る子たちに、ご褒美で焼カツオをあげました

 

 

初めての焼カツオに戸惑う《ひとりが好き子ちゃん》

 

 

ひたすら焼カツオを見つめて 「・・ ・・」

 

 

既に自分の分を食べ終わった・カーリー 「あんた、たべないだったら わたしが たべるから」

 

 

それを聞いて大急ぎで焼かつおを食べる《ひとりが好き子ちゃん》

残りの分もガツガツ食べました

 

 

そんな私たちを崖の上から見詰める《カーリー》が怖い《Cちゃん》

 

 

この女子猫3名はみなひとり好き

それぞれ自由に生きています

 

 

そんな女子たちと道に座って話をしていると

丘のてっぺんから猫の鳴き声が・・

を見上げるとそこには《せてぃお》が迎えに来ていました

 

重い腰を上げて立ち上がり、重い荷物を抱えてそちらに向かいます

 

 

せてぃお 「まあじょお~~!」

 

 

せてぃお 「おれ、さっきから ずっと ここで まってたんだよ」

 

魔女 「きがつかなくて ごめん」

 

 

 

《せてぃお》と一緒にけもの道へ

 

ここでもやはりみんなダレていて

 

 

寝そべりながらお食事する《かーら》

 

 

みんなの食事が終わり、食器など後片付けをしていると

《かーら》が背中にベタベタとくっ付いて来ます

 

それで手をまわして撫でたら・・

指を思いっきり引っ掻かれて血が流れてきました

 

《カーラ》は昔から猫捨てオヤジんち軍団を追い掛け回して虐めるなかなか性格の悪い子で

それが住んでいたおばあちゃんちの庭を追われてからさらに性格のキツさに拍車が掛かり

《せてぃ》までも追い掛け回すようになり、みんなに嫌がられております

 

それでも以前は私にはいくらでも撫でさせてくれていました

いまでも甘えて体にくっついてくるくせに、撫でたら引っ掻くなんて

 

 

性格の悪い《かーら》

 

 

 

流れる血をウェットティッシュで拭き取っていたら

ぎゃぎゃっ!! と物凄い声が聞こえて

 

振り返るとそこには目を吊り上げ、耳を寝かせて地面に半倒れになって怯える《かーら》がいて

驚いたことに、目の前には再び襲い掛かる体制の《せてぃ》が恫喝するように肩を怒らせていました

いつもは《かーら》に追い回わされている《せてぃ》が・・

 

「《せてぃ》、もういいよ やめな」 と声を掛ける魔女

 

《せてぃ》に襲われた《かーら》は横になったまま少しずつ後ずさりをし、逃げ出しました

 

 

魔女は《せてぃ》と《おひとりさま》と《せてぃお》を連れて空家に移動します

 

 

魔女 「《せてぃ》、さっきは ありがとうね」

 

せてぃ 「うん」

 

魔女 「まじょの かたきを とってくれたんだね」

 

 

せてぃ 「あたし、まじょに あーゆーことしたら じぇったに ゆるさないから!」

 

魔女 「ありがとうね」

 

 

せてぃお 「ほんとだよな! まいにち ごはん もらってるのに あれは ゆるせないよ!」 

 

魔女 「ゆるせない っていってる わりに あなた なにも しなかったじゃない」

 

せてぃお 「・・」

 

 

せてぃお 「あ、からすだ」

 

魔女 (なにを 誤魔化してんだか・・)

 

 

《おひとりさま》は、昨日あたりから楽にご飯を食べられるようになり

昨日も今日も焼カツオやカリカリをたくさん食べました

涎は出ているものの、口内炎の痛みが少し治まっているのでしょう

 

今後またいつ痛くなって食べられなくなるかもしれないので

口の調子の良い時にたくさん食べてもらいます

 

 

魔女 「《おひとりさま》、 がんばれ!」

 

おひとりさま 「まじょも がんばって!」