《ビキニ》の日記 ~ のらさんご飯に憧れて ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ビキニ》

 

今日は私、《ビキニ》が日記を言います

 

なんでずっと言わなかったかっていうと

《ちゃちゃ丸》が張り切っていて私が言えなかった、っていうわけじゃないんです

 

実は私、さかってたんです

 

 

※ 半月に及ぶ発情が突然終了し、《ビキニ》が落ち着いて3日が経ちました

   実にうるさかった

   そして実に可哀想だった

   

   一日中落ち着かず、テラスで外に向かっては昼夜鳴きっ放しで近所迷惑も甚だしく

   言ってきかせることも、気を紛らわせてやることも出来ず

   《ビキニ》にしてみればそれこそストレスが溜まるばかりに半月間

 

   生後半年を過ぎたと見極めて避妊手術をしたというのに

   もっと幼い頃に避妊手術をした場合、小さすぎて卵巣を見逃す、ということもあるが 

   (幼いうちに避妊手術とか・・ あり得ないですけどね)

  

   たぶん、これは卵巣遺残症候群かと推測され

   卵巣があったあたりの周辺組織が卵巣に代わって性ホルモンを放出するという、ごく稀なケ  

   ースで・・ 

   

   

私、もう・・ 嫌になっちゃった

自分が嫌になっちゃって

だけどどうしようもなくて

 

今はやっと変な気持ちが終わってぐったりしてます

 

でも日記は言います

ご飯のことを言います

 

 

今日、魔女が『ささみぼー』 (焼ささみ)をみんなにくれました

 

 

私 「今日は誰の誕生日なの?」

 

魔女 「誰の誕生日でもない」

 

たぬたぬ 「え! だのにどうしてささみぼーをくれるの?!」

 

魔女 「たまにはどうかな・・って 思ったから」

 

ちゃちゃ丸 「たまには、って言ってるけどさぁ、魔女、よくささみぼーをのらさんバッグに入れて持ってくよね」

 

魔女 「・・」

 

私 「私も思ってた、 カリカリだって素敵な箱のを持って行ってる」

 

ちゃちゃ丸 「缶詰だって僕らのより小さくてこーきゅーそうなの持ってくよね」

 

たぬたぬ 「ぴゃうちもいくつも入れてるよね」

 

 

 

じゃじゃ丸 「僕、《ヤンキー》の食べ残し食べたらすっごく美味しかったな」

 

 

 

スーリヤ 「《たにゅきたん》の ごあんも おいちい  しょして のらしゃん おべんとうも おいちい」

 

ちゃちゃ丸  「なんで美味しいって、知ってるのさ」

 

スーリヤ 「たべたもん」

 

 

のらさんお弁当を盗み食う《スーリヤ》

 

 

ちゃちゃ丸  「食べたの?!」

 

スーリヤ 「うん、しゅっごく おいちかった!」

 

 

たぬさんご飯を盗み食う《スーリヤ》

 

 

 

ゃちゃ丸 「魔女、それ、《スーリヤ》にだけあげたの?!」

 

魔女 「違うわよ・・ 《スーリヤ》が盗み食いしたの」

 

私 「そうなの?!」

 

魔女 「《ヤンキー》のご飯だって、食べ残しをキッチンに置いていたら《じゃじゃ丸》がわざと床に落っことして全部食べちゃったのよ」

 

たぬたぬ 「のらさんご飯って、そんなに美味しいの?!」

 

 

 

じゃじゃ丸  「美味しいよぉ 僕らのご飯とぜんぜん違う」

 

 

スーリヤ 「ぼくだって のらしゃんごあん たべただば おうちのごあん いだない、って おもう」

 

私 「そんなに?!」

 

 

私 「そういえば洗面所に《らっか》のご飯が少し残ってたから食べたらすごく美味しかったわ・・」

 

 

たぬたぬ 「魔女、この差はどういうこと?!」

 

魔女 「・・」

 

たぬたぬ 「ひいき?!」

 

魔女 「そうじゃない」

 

たぬたぬ 「じゃあ何!」

 

魔女 「なに? あなたたち、自分たちのご飯が不味いって言ってるわけ?」

 

私 「そうじゃなくて、もっと美味しいご飯があるならそれ食べたい、って言ってるの!」

 

魔女 「それはお高いの!」

 

ちゃちゃ丸  「かけーの問題?」

 

魔女 「それもある・・」

 

たぬたぬ 「だけどずるくない?」

 

魔女 「前にも言った気がするけど、のらさんたちはお外で暑い中、寒い中、雨の中、台風の中、いっぱい辛い思いをしてるの だからせめてご飯だけど美味しいのを食べてもらってる」

 

たぬたぬ 「僕たちも美味しいのが食べたい!」

 

私 「食べたい!」

 

魔女 「いいわよ」

 

たぬたぬ 「いいの?!」

 

魔女 「だけどのらさんになってよね そうして外で暮らすなら美味しいのあげるわ」

 

 

 

たぬたぬ 「うわ~、こんなこと言い出したよ!」

 

 

 

魔女 「さあ、どうする!  二者択一よ!!」

 

私 「・・にーしゃたくいち、ってなんだ?」 

 

魔女 「美味しいご飯を食べたい子はこの家から出て行きなさい!」

 

 

 

 

ちゃちゃ丸 「僕、美味しいご飯じゃなくていい」

 

 

私 「私もここにいたい」

 

 

スーリヤ 「まちょ・・ 《しゅりや》も ここいるたい」

 

 

 

78 「ねえ魔女」

 

魔女 「なあに?」

 

78 「私・・」

 

魔女 「あなたはドライササミだけしか食べられない猫だからそれでいいのよ」

 

 

78 「そうじゃなくて・・」

 

魔女 「なに?」

 

 

78 「どりゃいむねにくも食べたい」

 

魔女 「あなたものらさんになってしまいなさい!」

 

 

・・・・・

 

 

※ 今日は早めの夕方から里子に行った《ぐれ》に会いに行きます

《ぐれ》の外生活を支えてくれたゆみこさんとようこさんも一緒です

 

なので、その前にまじょねこと《もりだくさん》のあれこれをするので早めの更新です

   

 

今は里親さん一家と幸せに暮らしている《ぐれ》

・・ 魔女たちのこと忘れてるかもね

 

それでも久しぶりに《ぐれ》に会えるのはすごく嬉しいです